入って伸びた!こども心理学科の先輩インタビュー04
先輩たちに、入学時、在学時、卒業後のことを聞きました。
存在自体が大きな個性、大きな力。ボランティアでわかり合う大切さを実感
山田襟佳さん (こども心理学科2016年3月卒業)
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ボランティア経験はあったけど「偽善かも?」と思っていた。
聖学院大学で復興支援ボランティアセンターチーム「SAVE」の存在を知る。
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釜石の仮設住宅を訪ねた時「いてくれるだけでうれしい」と言われて、「人の人」の分かり合える関係が大切なんだ、と気づく。
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ボランティアは継続、気軽に後輩が参加できるようになるよう、考えるように。
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こども心理の勉強には、ボランティアに役立ちます。
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アカペラ部も参加したり、介護ボランティアにも取り組んでいます。
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地元である青森県警での採用が決まりました。地域の皆さんに貢献していきたいです。
ボランティアって「偽善」では? 東北の復興支援に携わっていた私は、自分の行為に自信がもてずにいました。一方で、「助けたい」という思いが強すぎて、相手に「被災者」というレッテルを貼ってしまい、誰もがひとりの個性ある人間であることを意識できずにいたのです。
転機は、聖学院大学復興支援ボランティアチーム「SAVE」の活動で釜石の仮設住宅を訪れたとき。「支援されすぎると心が折れる。いてくれるだけで うれしい」という言葉を聞き、釜石の人々が「被災者と支援者」ではなく、個性をもった「人と人」が互いにわかり合える関係を求めていたことに気づかされま した。
それ以来、葛藤しながらボランティアと向き合ってきた経験自体が私の個性・財産だと考えられるようになったんです。今はボランティアに敷居の高さを感じて敬遠する学生が、最初の一歩を踏み出せるように、私の経験を伝えていくことが使命だと思っています。