先輩学生が1年生対象に企画【オンラインお茶会】学生同士の語り合い
オンラインお茶会を開催
コロナ禍の状況で「まだ一度もキャンパスに行っていない」「大学の授業（オンライン）についていけるか不安」「新しい出会いがない」など、2020年入学の1年生たちのさまざまな不安に寄り添うため、学生団体であるキャンパス・ライフ・サポータ（以下CLS）の学生たちが、「オンラインお茶会〜学生同士の語り合い企画〜」を立ち上げました。
活動について、CLSメンバーの学生に話を伺いました。
- 小倉さん（心理福祉学科2年）
- 菊間さん（心理福祉学科2年）
ーCLS（キャンパスライフサポーター）はどのような活動をしていますか？
私たちは元々、オリーブデスク（※）の「障害学生サポーター」という障害を持つ学生の活動をサポートするグループでした。ミーティングを重ねる中で、障害のあるなしにかかわらず、全学生に対象を広げ、よりよい学校生活を送るためのサポートができないかということになり、「キャンパスライフサポーター」がたちあがりました。
まず私たちは、よりよい学生生活が送れるようにするにはどうしたらいいかを考えました。そしてメンバーとの話し合いを通して、「休み時間をより充実して過ごせる場をつくりたい」という発想にいたりました。そこで、本当に休み時間をより充実して過ごせる場を学生が求めているか、1年生を中心にアンケートをとりニーズを調べました。 そのアンケートをもとに、発案されたのが「CLSふらっとカフェ～新学期なんでも相談会～」です。
この活動は、2020年度の新入生へ向けのもので、友達作りの場や悩みごとの相談の場として、週に2回開催するというものでした。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、学生はキャンパスに立ち入ることができなくなり、「CLSふらっとカフェ」は幻となりました。
※オリーブデスク：聖学院大学にある、障害学生支援室。
ー今回のオンラインお茶会の企画を立ち上げたきっかけや目指すことなどについて、お聞かせください。
そんな中、オリーブデスク職員の山田さんから「オンライン上でのカフェの開催について、実行は可能？」というお話があり、自分たちがオンライン授業で使用している「teams」を使ってできないかと考え、「ふらっとカフェ」の代わりになる物として「オンラインお茶会」が発案されました。
目指していることは、あまり高尚なことは考えていませんが、少しでも多くの学生がより良い学生生活を送れるよう手助けしていけたらいいな、と思っています。 まだ回数が少ないので何とも言い難いのですが、難しいけどすごく楽しいし、これからも継続していきたいと思っています。 1年生からは「参加してよかった」という声が聞けたので実行してよかったなと思いました。
ー実施してみていかがでしたか？
私はCLSに入るまで、人と話すことが苦手で、微妙な空気にしてしまったりはしないかと不安の中臨みましたが、同じお茶会グループ内で組んだ先輩の助けもあり、参加してくれた1年生の皆さんの肩の力もいい感じに抜けるような、暖かい空間が作れたことにまず安心しています。相談のプロではないので、悩み事の解決はできないかもしれないけれど、「想いを共有する」ことで気持ちが軽くなってくれたらと思います。自分としては、こういった形で気軽に人に寄り添う楽しみを、コロナ禍になって初めて覚えましたね。（菊間）
質問の内容としては
・友達ができなくて不安・・・
・teamsの使い方について教えて！
・こういう時って誰に聞けばよいの？
・クラブ、サークルってどんな感じ？
などが多かったように思います。特に友達作りについては課題を感じている1年生が多いなと思いました。1年生は受験日当日以降1度もキャンパスに来ていない学生がほとんどなので、大学の雰囲気をつかむことさえも難しいのではないかと思います。
ー今後の活動について、教えてください。
いまの情勢が続くのであればこのままオンラインお茶会を主軸に活動していくと思います。 また、ZoomやTeamsで聖学院の学生であればだれでも入れる交流の場を作ることは可能なのか検討しています。
実際の「ふらっとカフェ」については来年度以降、登校ができるのであればやりたいと思っています。
今後とも私たちCLSの活動に興味を持っていただけると嬉しいです。またこの記事を読んで、CLSの活動をのぞいてみたい！CLSに参加してみたい！と思った方はオリーブデスクまで連絡ください。ありがとうございました！！(^▽^)/
次回の「オンラインお茶会」のご案内（予定）・・・
