清水正之学長講演 放送大学 一般公開講演会「宗教と人間」開催

2015年11月28日(土)、清水正之学長による放送大学 一般公開講演会「宗教と人間」を開催いたします。

放送大学 埼玉学習センター平成27年度<年間テーマ:人間を考える> 一般公開講演会 「宗教と人間」開催

放送大学埼玉学習センターでは、11月28日(土)14:00~16:00、清水正之 聖学院大学学長による一般公開講演会「宗教と人間」を開催いたします。(共催:聖学院大学、放送大学埼玉同窓会)

講演会場は、放送大学埼玉学習センターとなっております。
参加無料、申し込み順。ふるってご参加ください。


 

「宗教と人間」チラシはこちら  ※クリックすると大きくなります
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講演者

清水正之  (聖学院大学 学長)

講演内容

宗教をめぐる世界の紛争は、おのずと宗教的なるものへの関心をよび、ひるがえって日本の宗教的状況への関心にも連なっているようです。多神教的な日本の宗教風土とキリスト教イスラム教等の一神教と比べ、多神教の宗教的寛容を評価する意見をよく目にもします。


今回は、伝統的宗教とそのありかた、あるいはさらに神なる超越的なものを日本の近代哲学がどうとらえてきたかを考えてみたいと思います。和辻哲郎の日本の神々の世界、あるいは仏のとらえかた、それ対し西田幾多郎は伝統的宗教には具体的には言及しないが、その哲学は禅の雰囲気を濃厚にまといまた、神のとらえ方ついては汎神論的と評されます。他方、両者ともに哲学的思索の中で、一神教であるキリスト教を強く意識しています。


和辻と西田をその差異を対照させ、伝統的な宗教性を近代日本の哲学的思索がどのようにとらえたかを通して、宗教と人間という現代的な問題の一端に迫りたいと考えています。


 

開催概要

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