毎日新聞「96条改正論」阿久戸光晴学長のコメントが紹介

毎日新聞地方版(7/16付)で、「96条改正論」についての阿久戸光晴学長のコメントが紹介されました

戦後日本の骨格を形作ってきた憲法が論戦の大きな対立軸、と言われている今度の「第23回参院選(21日投開票)。

毎日新聞地方版(2013年7月16日付)、『2013参院選・埼玉:改憲巡り民間でも論議 「多数勢力の暴走許す」「憲法に向き合う機会」 /埼玉』という記事、 「民間レベルで憲法について考える県内の人々」という内容で、聖学院大学阿久戸光晴学長のコメントが紹介されました。
 
記事の中では次のように書かれています。


「私たちは、今回の96条改正論は、今の国会でたまたま多数を持つだけの勢力が暴走し、国民の憲法制定権力を簒奪(さんだつ)しようとする動きであると考え、これに反対する運動を立ち上げます」
 
 4月、聖学院大(上尾市)で学長を務める阿久戸(あくど)光晴さん(62)=憲法学・キリスト教倫理学=に一通の電子メールが届いた。親交のある国際基督教大の千葉眞(しん)教授(西欧政治思想史・政治理論)からだった。憲法の改正手続きを定めた96条の改正に反対する「96条の会」の発足を呼び掛ける文案が添えられていた。
 
(中略)
 
人権やデモクラシーの研究者としてこうした動きに危うさを感じていた阿久戸さんは、「96条の会」の発起人に名を連ねた。「平和主義などの憲法前文の精神が戦後日本の経済発展を支えてきた。21世紀はおろか22世紀以降の国家モデルとして日本は模範になる」と強調する。
 
 「第二の敗戦」。阿久戸さんは、地震、津波、原発事故が重なった東日本大震災による複合災害を、こうとらえる。福島県や岩手県で講演や絵本の読み聞かせなどの支援活動に取り組み、「憲法が示すような土台を再建してこそ、亡くなられた方の命を意味あらしめることができる」と考えている。


 

概要

  • 掲載紙名
    毎日新聞地方版
  • 掲載日
    2013年7月16日
  • タイトル
    2013参院選・埼玉:改憲巡り民間でも論議 「多数勢力の暴走許す」「憲法に向き合う機会」 /埼玉

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