10/1朝日新聞 オピニオン「耕論」に姜尚中全学教授の意見が掲載

10/1付朝日新聞 オピニオン「耕論」に姜尚中全学教授の意見が掲載

若者の就職難、中高年の「追い出し部屋」、孤独死など、様々な人々が自分自身の居場所を追われる事態が昨今起こっています。

これを受けて、10月1日(火)朝日新聞のオピニオン耕論では、「居場所を求めて」というテーマで、スペック株式会社社長 石見周三氏、音楽家 野村義男氏、そして聖学院大学の姜尚中全学教授の意見が掲載されました。

石見氏は大手企業から退職し、自身で起業した経験「好きな仕事を起業で再び」、野村氏は現在プロデューサー(裏方)として活躍していることから現役時代に「大ヒットなくて良かった」とそれぞれ紹介されました。

姜尚中全学教授のコメントは「痛み感じる同士出会えば」と題して紹介され、在日コリアン2世としての自身の体験を語られました。

「本当の居場所とは『ここでないと死んでしまう』というほどのひりひりするような痛みを感じる所だと考えます。」

「格差は一向に是正されず、自殺者が高止まりしている日本社会で、痛みを感じる人同士が出会えば、絆は深くなるはずです。痛みがあるから、利害や打算が亀裂をもたらす功利主義的な集いを超えられるのです。」

「今必要な居場所は、(略)痛みや苦しみに悩むものがひっそりと上陸できる『ひょっこりひょうたん島』。」

と述べています。


 

概要

  • 掲載紙名
    朝日新聞
  • 掲載日
    2013年10月1日(火)
  • タイトル
    オピニオン耕論 「居場所を求めて」

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