報告レポート:人文学部日本文化学科25周年記念 戦争を記憶する映画上映会「タリナイ」

報告レポート

2023年9月15日更新

 8月19日(土)人文学部日本文化学科25周年記念 戦争を記憶する映画上映会「タリナイ」が本学チャペルにて開催されました。このイベントは、日本近現代史を専門とする本学の今井勇准教授の企画として、「現在そして未来の戦争に抗するために、戦争を記憶し続ける」こと、多角的な視点で歴史そして現在を理解することを目的として開催されました。
 当日は監督の大川史織氏をお招きし、学生や教職員だけでなく、多くの地域の方にもご参加いただきました。

大川史織監督
大川史織監督

 上映後には今井教授が大川監督のプロフィールを紹介したあと、大川監督からマーシャル諸島を知ったきっかけ、映画を作成した経緯や作成の過程、今回初めてチャペルで上映して感じたことなどをお話しいただいたほか、学生からの質問にも応えていただきました。

今井准教授のコメント

 今回の上映会には、本学教職員・学生はもとより地域の皆様にも参加していただくことによって、いまや遠い記憶となりつつある戦争について考える貴重な機会をもつことができました。現代を生きる私たち一人一人が、戦争の記憶を身近に感じ続けることによってこそ、それを再び繰り返さないための強い決意と行動に結びついていくのではないでしょうか。そして、大学チャペル内に響いたマーシャル語の賛美歌が大変印象的でした。

今井勇准教授
今井勇准教授

学生の感想(一部紹介)

  • 日本から遠く離れたマーシャル諸島に日本語由来の言葉がたくさん残っていて驚きました。そして、これまで歴史の授業や文字でしか理解していなかった戦争というものを、はじめてリアルに感じることができました。(日本文化学科3年生)
  • マーシャルの美しい風景と明るく穏やかな住民の日常生活の中に、当たり前のように大砲や戦闘機の残骸が残されていることに驚いた。映画が撮影された後のマーシャルが、現在どのように変化しているのかを知りたい。(日本文化学科2年生)

当日の様子(写真)

チラシ
チラシ
地域の方々にもお越しいただきました
地域の方々にもお越しいただきました

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