精神保健福祉論ゼミ・卒業研究報告会【報告】

9月13日(水)に行われた、2017年度精神保健福祉論ゼミ・卒業研究報告会の様子をレポートします。

報告レポート

精神保健福祉論ゼミ(相川章子先生担当)にて卒業研究報告会が開催されました。
4年次11名が2年間の研究の成果を報告しました。発表された研究は共同研究が2題、個人研究が6題です。3年次のゼミ生が発表会の運営と行い、活発な質疑応答がなされました。

発表を終えた4年生から

  • 研究したことを改めて人に発表することで、自分が研究した内容を再確認でき、新たに研究したいところや深めたい内容が出てきました。
  • 自分の研究を発表したことで、いろんな意見が出て、そこからさらに学ぶという有意義な時間でした。これらを発展させて卒業論文も書こうと思います。
  • 実際にアンケート調査を実施することでリアルな精神障害者への市民の意見をいただき、イメージを知ることができてとても充実した自慢の卒業研究となりました。
  • 卒業研究の内容として自分の心の悩みを打ち明けたものだったので皆さんに自己開示することができて、己自身が少し成長できたかと思います。
  • 卒業研究で自分自身のことについて再認識できました。また少しでも多くの人に伝えることができて、取り組んでよかったと思います。
  • 実習へ行きながら研究も両立させるのは本当に大変だったけれど終わってみると達成感でいっぱいです!相川ゼミのみんな大好きです!
  • 実習が重なり、思うように論文を探すことができなかったが、完成させることができて良かったです。自身の考察を進めていく中で考えが増えていき、振り返ってみると楽しかったなという印象です。
  • 私にとっては、発表までとても大変でした。報告会では3年生の後輩から多くの質問等を受けることができました。多くの協力あっての報告会で感謝しています。
様々な研究に取り組んだ充実した発表が続きました
様々な研究に取り組んだ充実した発表が続きました

参加した3年生から

  • 先輩方の研究内容には全て「人の生活」が関係していました。このことから「福祉」や「精神保健」は生活に欠かせないものだと思いました。当事者の経験から語られるものには教科書や授業からは得られないものが数多くあると改めて感じました。
  • 卒業研究で何をすれば良いのか全くわかりませんでしたが、先輩方の発表を聞き、イメージが湧きました。先輩方のような立派な発表ができるか不安になりましたが、とても参考になりました。懇親会でも先輩方からアドバイスをたくさんいただいたので生かそうと思います。
  • 4年次の皆様がこの大学で学び疑問に感じたことや、自身の経験を元に研究へつなげていき、自分自身と改めて向き合うような発表でした。とても素晴らしい研究発表で、私も4年生のような発表ができるよう頑張りたいと感じました。
  • それぞれに個性のある発表が楽しかったです。そして、自身の今後の卒業研究のヒントを沢山頂きました。これから頑張っていきたいです!

などの感想の声が寄せられました。

≪発表された研究テーマ≫

  • 地域住民が考える精神障がい者に対する意識・イメージについて~3都県からみえる精神障がい者に関する意識調査より~
  • 発達障害者の苦悩
  • 当事者が精神保健福祉士の養成教育を受けた際に生じる葛藤
  • 精神障がい者スポーツの効果的な活用の一考察
  • なぜ美醜にとらわれてしまうのか
  • 音楽療法と認知症
  • 学校現場における障害者に対する教育の現状
  • 福祉問題の解決をVRという分野から考える
発表後の質疑応答もとても盛況でした
発表後の質疑応答もとても盛況でした

心理福祉学部 心理福祉学科 2018年4月開設

人間福祉学部「こども心理学科」と 「人間福祉学科」を統合した「心理福祉学部心理福祉学科」が2018年4月にスタートします。心理福祉学科では、現代人の心の問題と現代社会の福祉的課題について深く学び、共に生きる社会の実現に貢献する人材、特に有資格の心理専門職やソーシャルワーカーを養成します。

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