5/28 春のキリスト教週間 陣内大蔵さんのコンサートをチャペルで開催しました
報告レポート
聖学院大学は火曜日から金曜日までの毎日、全学礼拝が行われていますが、さらに春学期、秋学期それぞれにはキリスト教週間を設けています。
5月21日(水)~28日(水)は春のキリスト教週間。
姜尚中学長が奨励者の礼拝や清水正之副学長による「キリスト教講演会」などが行われてきました。
そして春のキリスト教週間最終日である5月28日(水)には「キリスト教音楽会」として、日本基督教団東美教会牧師であり、シンガーソングライターとしてラジオやCM等でもご活躍されている陣内大蔵さんのコンサートが行われました。
陣内さんは一人で登場。
キーボードを演奏しながら弾き語りで歌ってくれましたが、さすがベテランのボーカリスト。歌唱力、声量、声の良さ、グルーブ感、どれをとっても素晴らしい限りでした。
会場にはギターをはじめ、楽器を持った学生の姿もちらほら。普段聞いている音楽とは違うかも知れませんが、プロのミュージシャンの演奏には得るものが多かったのではないでしょうか。
チャペルでのコンサートということで、あまり激しくない選曲、かつアレンジをおとなしめにしてくれていたのかと思います。それでも何となくロックのスピリッツが滲み出ていて、伝わってきました。
有名な讃美歌、Amaging Graceはスイングを聞かせて歌ってくれました。
チャペルの音響が良いということもあるのかも知れませんが、陣内さんの歌はロック風な歌いまわしでありながら発音が良く、歌詞がきちんと聞き取れます。
そして、歌詞に込められたメッセージにはキリスト教の影響が感じられます。
「歌旅」と陣内さんが呼ぶライブツアーでは思いもよらず神からのメッセージを受け止めることがあると語っていました。
山口県の由緒ある古い教会に生まれ、お祖父様もお父様も牧師で、幼少の頃からキリスト教に触れてきた陣内さん。ご自宅の教会でのエピソードや、小学校の同窓会で30年振りに見た卒業文集に「隣人を愛せよ」と書いていたエピソードなども楽しくお話していただきました。
「ハトのように」というオリジナル曲を歌ってくれました。
「ハトのようにとはどういう意味なのですか?」と音楽雑誌のインタビューなどで聞かれるとしめしめと思い、こう答えるそうです。
「ヘビのように賢く、ハトのように素直に、という聖書の言葉から取らせていただきました。」
コンサートの後半には、矢沢永吉さんや徳永英明さんのツアーなどでもご活躍されているギタリストの為山五郎さんが加わり、コンサートはさらに素晴らしいものになりました。
1992年に放映されていたトレンディTVドラマ「教師夏休み物語」の主題歌でスマッシュヒットとなった「心の扉」は当時とアレンジを変えてバラード調で歌ってくれました。
「空よ」という曲では会場の学生や先生方にも一緒に歌ってもらい、続く「深呼吸」という曲では歌詞に合わせて手を挙げさせるなど、会場も一体となって盛り上がり楽しいひと時を過ごしました。