5/21春のキリスト教週間 清水正之先生講演「愛より以前-関係性の倫理学」
報告レポート
5月21日(水)アセンブリーアワーの時間に、春のキリスト教週間の一環として、キリスト教講演会が行われました。
聖学院大学の2年生以上が対象となったこの講演会では、副学長・人文学部長 清水正之先生による「愛より以前-関係性の倫理学」と題して、キリスト教による「愛」という概念が日本に入ってくる以前の愛の考え方について話されました。
講演会では、仏教の「慈悲」、儒教の「仁」といった考え方を取り上げながら、キリスト教的な「愛」との違い、また日本人が「愛」を明治期以前までどのようにとらえていたのかということを説明。
日本のキリシタンたちが愛を「大切」と表現していたことや、夏目漱石が行った講演『私の個人主義』を引いて、自他の関係性がキリスト教の影響を受けるようになった明治期以降についても語られました。