AHレポート:児童学科「児童文化論」学生発表会〜パネルシアターで自己紹介

アセンブリアワーレポート

2021年6月11日

6月9日のアセンブリアワー(※)の時間、児童学科では、「児童文化論」を受講する1年生が、授業の中で取り組んできた手作りパネルシアターで自己紹介を行い、発表しました。

※アセンブリアワー
聖学院大学の特色ある教育プログラムです。今回のように学生発表の時間としたり、社会で話題となる問題に最前線で取り組む方やその分野の専門家を講師として招き、知識や多様な価値観を養う講演やイベントを実施しています

「児童文化論」の授業は、児童文化についての知識を身につけることを目的に、小学校教諭、幼稚園教諭、保育士を目指す学生たちが受講する授業です。

「児童文化論」(シラバスより)

  • 学びの意義と目標
    子どもと社会との関わりを「文化」という視点から学ぶことで、子どもへの関心を具体的かつ意識的に捉える面白さを体験する。
    多様な子どもの姿を確認し、いま・ここに生きる子どもを理解するための基本として、遊びの感性を磨く。
    児童文化の体験的な学びを通じて、自らの経験と考察の視野が広がるよろこびを仲間と共有することに学びの意義がある。経験の内容や学習活動の過程を記録する力を身につけることを学びの目標としたい。
  • 内容
    子どもとおとながかかわりあう暮らしのなかで、世代を超えて受け継がれてきた児童文化は、子どもとおとなの交流と遊び心を共通基盤とする。児童文化の特性を遊びの経験に理解して、子どもの生活世界と文化のあり方を考察する。子どもが自分らしく充実して生きていけるように、子どもの権利として遊びが保障されていることの理解を深めたい。
    子どもにとっての遊びや遊び空間の意味と役割、子どもとモノとの関わり、地域共同体の中で育まれる子どもの文化と生活について学び、子どもと社会の関わりを考える視点を養う。

写真で見る【発表の様子】

発表時間は1分間。出身地の紹介や高校時代に取り組んだこと、好きな食べ物や趣味について、今頑張っていることなど、自分の言葉で聞いている人に伝わるよう工夫しながら発表しました。

【学生コメント】他の人の発表を見て「すてき!すごい!」と思った点

*一部抜粋にて紹介します

  • 犬の耳が動いたり、めくれるようになっていて顔の表情が変わったりするのはおもしろいと思ったし、作るのが難しそうだけれど手の込んだ作品になっていると思いました。
  • 自分のなまえの文字を玉留めで全部つなげていた人は、しっかりと長い時間をかけて準備してきているのだなと感じました。
  • たくさん絵人形を作っていろいろなことを発表する人も、一つの絵人形に対してくわしく発表していることもいて、どちらも素敵でした。
  • おなべのフタをあけて中のカレーを見せて、ごはんにかけるしかけが、かわいくて面白かったです。
  • みんな似ているなかでみんなそれぞれちがいがあっておもしろかった。

【児童学科紹介動画】子どもはおもしろい

児童学科は、子どもの言葉、行動、心理などを理解することを学びの第一歩とします。保育士や幼稚園教諭、小学校教諭や特別支援学校教諭などの資格や免許状を取得する課程も、採用試験の対策だけに偏ることなく、子どもの世界への理解を前提とし、専門的な知識・技術を身に付けた大人がどのように関わり、一人ひとりの個性を育てるかという点を重視します。言葉の力を大切にしながら、言葉だけでは通じ合えない子どもと向き合う力は社会や企業からも注目され、近年は卒業後の進路の選択肢がさらに広がっています。

関連情報はこちら