AHレポート:児童学科「感染症の基礎と未就学児施設における対応」
アセンブリアワーレポート
2021年4月22日
4月21日のアセンブリアワー(※)の時間、児童学科では、本学非常勤講師であり全国保育所保健師看護師連絡会理事の並木由美江先生による新型コロナウイルス感染症対策に関する講演(全4回)が行われました。
※アセンブリアワー
聖学院大学の特色ある教育プログラムです。社会で話題となる問題に最前線で取り組む方や、その分野の専門家を講師として招き、知識や多様な価値観を養う講演やイベントを実施します。
第1回の本日は、保育士資格取得を目指す3・4年生(保育士資格)を対象に、予防対策に限らず、コロナ禍における子どもの心身への影響についてなどを触れ、実習前に具体的に学びました。全員が並木先生の「子どもの健康と安全」の授業を履修済みです。
さまざまな情報があふれかえる今日「正しい知識を持って、正しく怖がる」ということの意味、そしてソーシャルディスタンスが求められる中、未就学児施設では「濃厚接触」そのものが価値となりうるということを知ったことは、実習の現場において、自信を持って子どもと接することにつながることでしょう。
感染症のリスクを効果的に下げるポイント
- 石鹸で手洗い
- 換気
- 大人のマスク着用
- 離れられる時は離れる

本日の流れ
〇感染症についてポイントのおさらい
- 感染症ってうつる病気ですか?
- うつるには訳がある
- 細菌とウイルスの違いを知ろう
- 感染する(うつる)ことと感染症になる(発病する)ことは同じ?
- 感染の3要因と対策
〇新型コロナ感染症の感染リスクを下げるには・・?
〇自分の日常生活でこんな時どうする?かんがえてみよう
〇ワーク
・「エア手洗い」をしてみましょう
・マスクの正しい装着とはずし方、捨て方
・テーブルを濡れた布巾で正しく拭いてみましょう
写真で見る【講演の様子】




【児童学科紹介動画】子どもはおもしろい
児童学科は、子どもの言葉、行動、心理などを理解することを学びの第一歩とします。保育士や幼稚園教諭、小学校教諭や特別支援学校教諭などの資格や免許状を取得する課程も、採用試験の対策だけに偏ることなく、子どもの世界への理解を前提とし、専門的な知識・技術を身に付けた大人がどのように関わり、一人ひとりの個性を育てるかという点を重視します。言葉の力を大切にしながら、言葉だけでは通じ合えない子どもと向き合う力は社会や企業からも注目され、近年は卒業後の進路の選択肢がさらに広がっています。