政治経済学科 「組織行動論」ゼミ

多様性の高まる組織で、生き生きと働くことを学ぶ

「組織行動論」ゼミ・・・八木規子 先生

ゼミの内容

経営の重要な資源は、『ひと』、『モノ』、『カネ』、『チエ』と言われます。組織行動論では、このなかの『ひと』に焦点を当てます。経営における『ひと』を考えるとき、近年、重要性が高まっているキーワードが『多様性』です。これからの経営現場は、同じようなひとが集まる『均一な』場から、属性の異なるひとびとが集まって働く『多様な』場に変わっていきます。仕入れ先が中国企業で、製品の販売先は米国市場、また、調達や販売が日本国内に限られたとしても、職場の同僚はフィリピン人、という企業は珍しくありません。企業がグローバル化するにつれ、人材も多様化する。それに従って、『ひと』の資質や能力要件を定義し、人材開発、管理をしていくことが必要となってきます。本ゼミでは、人間の行動に見られる規則性の理解を深め、多様性が高まる職場でより良く働くための方法を考えていくことを目的とします。



ゼミ生の声

「組織」と「行動」という単語が日常で馴染みがある言葉だったので、内容をイメージしやすく、興味を持ち、「組織行動論」のゼミを選択しました。実際にゼミで学んで思ったのは、専門用語やカタカナの言葉が多く一見難しそうに感じるけれど、きちんと説明を聞けば、実はそれほど難しくはなく理解することができるということです。最近は集団的意思決定という分野で「ゴミ箱モデル」と「合理的意思決定理論」について学びました。こうした理論を大変斬新に思うとともに、これから社会人になったら、いろんな場面で活用できそうだなと思いました。(2年生)


担当教員から

ひとはどうして働きたい、と思ったり、働きたくない、と思ったりするんだろう?ひととひとが協力し合うとき、協力できないときって、どんなときだろう?組織において『ひとを動かす』とはどういうことなんだろう?そもそも自分自身も組織の一員として、生き生きと働くためには、なにが重要なんだろう?こんなことに興味がある学生に来てもらいたいゼミです。あなたが、多様性の高い職場で『ひとを動かす』としたら、どういうふうに取り組んだらいいと思いますか?こういった論点について、理解を深めたいと思う学生をこのゼミでは求めています。

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