留学生の悩みを助けるところ 留学生センター!

政治経済学科・組織行動論ゼミでは、ゼミ生の留学生たちが学内の部署を取材し記事にして、その一部始終のチーム行動を分析するということに取り組みました。完成した記事をご紹介します。

はじめに

ベトナムから留学している私達はグェン・テ・ヒエン(2年生、ダン・ティ・ホン・ニー(3年生),グェン・ティ・グォック・アン(3年生です。現在、聖学院大学の政治経済学部政治経済学科・組織行動論ゼミ(八木先生)で勉強しています。私たちは、いつも留学生センターにお世話になっています。留学生センターのことについてもっと知り、私たちのような留学生に紹介したいと思ったので、留学生センターをインタビューすることにしました。

答えてくださった方々

  • サベット由里子 学務部副部長
  • 西八條平和 学生課課長

留学生センターはどんなところ?

ーー留学生センターを開いたきっかけは何ですか?

西八條:留学生センターができた理由は、約340名の留学生の在籍確認、ビザ申請、留学生授業料減免・奨学金等の学生生活の支援ができる場所を用意するためです。皆さんは春学期に在籍確認を8号館で行っていましたが、日本人学生も学生課・教務課に用事があり、人数が多い時はどこに並べばよいか分からなかったと思います。ビザ更新や奨学金のことを聞く時、8号館は狭くないですか?分からないことがあれば留学生センターに行けば解決できるように、今年の9月14日、留学生センターが開室しました。

聖学院大学の留学生センターが、2017年9月14日にオープンしました
聖学院大学の留学生センターが、2017年9月14日にオープンしました

気になるビザの更新、アルバイト、奨学金について

ーー留学生のビザが更新できない場合、留学生センターは何を手伝ってくれますか?

サベット: 規則違反をしていないこと。必要な単位数を修得していること。それらの事を全て守っている人で、ビザを更新できなかった人はいません。留学生として、ちゃんと学生生活を送っている人達には、私達は大学が作成する書類を作成して、留学生のみなさんに渡していますので、規則を守っている留学生は、みなさんビザ更新ができます。

ーーどうやって留学生のアルバイトを管理していますか?またアルバイトを探せなかったら、紹介していただけますか?大学では留学生をアルバイトとして雇用しますか?

西八條:留学生の方がちゃんと法律を守ったアルバイトをしているかどうかは、留学生資格外活動(アルバイト)状況告書という紙を留学生が出したことによって、大学は管理できます。でも、時間が経つと、バイトを変える人もいるでしょう?そうしたら、管理ができなくなるので、皆さんは、アルバイトを変わる時には必ずこの紙を出す必要があります。

 留学生センターでは求人広告を扱ってないので、もしアルバイトを探すとすれば、2号館のキャリアサポート・センターでアルバイトの情報を見ることができます。

 学内のアルバイトで留学生を雇用しますか?については、アドミッション課のオープンキャンパスのスタッフもあるし、図書館のスタッフもあるし、あとは入学前準備に関係したラーニングセンターのスタッフ、障害学生支援を行っているスタッフがあります。採用期間が決まっているところもありますが、学内でもアルバイトは募集しています。

ーー奨学金について質問したいと思います。留学生が利用できる奨学金にはどのようなものがありますか?

(大学内の制度)
西八條:大学内には、授業料の減免制度と、成績優秀者のための聖学院大学特待生奨学金制度があります。2018年度から制度が変わりますので、詳しいことは、留学生センターに来てください。みなんさんに直接、説明します。

(学外の奨学金)
西八條:大学外部の奨学金は10種類以上ありますね。なかでも「ロータリー米山奨学金」は、聖学院大学は7名の推薦枠を持っています。しかし、小論文の提出などを求められるせいか、毎年応募者が少ないです。2~3人しか申請者がいません。もったいない。ロータリー奨学金の特徴として、色々な国の留学生を希望しています。中国人だけではなく、色々な国の留学生に参加してほしいのです。ロータリー奨学金の特徴としては、コミュニケーションを重視しているので、もしかしたらGPAがよくなくても、コミュニケーション能力がある留学生だったら奨学金が得られるかもしれません。色々な奨学金がありますので、チャレンジしてください。

聖学院大学では、色々な国の人たちを募集していますよ‼︎
聖学院大学では、色々な国の人たちを募集していますよ‼︎

親身なサポート

ーー大学を卒業した人はもっと進学したいという制度がありますか?

サベット: 何を勉強したいかにもよりますが、聖学院大学の大学院に進む人もいますし、うちの大学院にない専門を勉強したい人は、他の大学の大学院に行く人もいます。今年は、既に留学生が一人、ICUの大学院に合格しました。彼女は欧米文化学科の学生で、英語の先生になりたいそうです。大学院に進学する人は結構いますよ。

ーー留学生からよく聞かれた不安や悩みは何ですか?

サベット: ここに来る留学生から聞く悩みの多くは、「このクラスが難しいから変わりたい」、「違う先生に変わりたい」、「友達がいるクラスに変わりたい」、「進路変更をしたい」、といったことです。先日も、聖学院大学に入学したけれども、専門学校に行きたくなったのですが、どうしたらよいですか。という留学生が来ました。そのような質問に答えられるように、留学生センターでは日本語の先生方に来てもらっています。月曜日の昼休みには岡村先生、木曜日の昼休みにはグェン先生がいらしてくださっています。今週は、日本語弁論大会に応募するために、弁論の原稿を見てもらっている学生が来てます。みなさんも、生活面のことでもよいので、なんでも相談に来てください。

ーー以上の活動以外に、留学生の生活の何を応援してくださいますか?

サベット:私たちは、聞いてくれたら何でも応援します。もちろん出来ないことがあったら、「ここに行きなさい」というアドバイスができますから。 

ビザの事やアルバイトの事などについて遠慮なく相談に来てください
ビザの事やアルバイトの事などについて遠慮なく相談に来てください

インタビューを終えて

インタビューを通じて、留学生センターが私たち留学生の生活にとても深く関わっていること、たとえば、ビザ、アルバイトの管理及び奨学金をはじめとして、日本にいる間あるいは聖学院大学で勉強する間、留学生たちが楽しく過ごすために、留学生センターが存在することに感銘を受けました。私たちはインタビューする前には、日本語が大丈夫かと心配していましたが、留学生センターのみなさんは、どのような質問にもすごく優しく答えてくださいました。インタビューの間中、たくさん笑って、楽しくインタビューを終えることができました。困ったことがある時には、いつでも留学生センターのみなさんと相談できるような気持ちが出てきました。これからも楽しく大学生活を送れるよう、努力していきたいと思います。

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