11/27欧米文化学科講演会「ディズニーランドとグローバル化」【報告】

【報告】2013/11/27 欧米文化学科秋の講演会「ディズニーランドとグローバル化」

11月27日(水)、アセンブリーアワーの時間に人文学部欧米文化学科 秋の講演会「ディズニーランドとグローバル化」が行われました。講師には、東京ディズニーランド開園に関わった能登路 雅子氏(東京大学名誉教授)をお招きし、ディズニーランドに影響を与えたテーマパークや、東京ディズニーランドの開園から現在までの変遷などが語られました。講演会には、教員・学生100名以上が参加。ディズニーランドの成り立ちに興味深く耳を傾けました。

ディズニーランドについて考えた講演会の模様
ディズニーランドについて考えた講演会の模様

能登路氏は、19世紀から始まった万国博覧会や、ニューヨークのセントラルパーク、デンマークにあるチボリ公園などを紹介。楽しみを提供し、行き届いたサービスや憩いの空間などを演出する点で、こうしたテーマパークからの影響があったのではないかと話されました。

また、ウォルト・ディズニーが生まれた20世紀初頭は、産業のために使われていた機械が、遊びにも使われるようになった時代でもあり、観覧車などの遊具が登場しています。
こうした点から、テーマパークの創成期とディズニーランド誕生について探られました。

一方1983年に開園した東京ディズニーランドは、開園当初はアメリカにあるディスニーランドをそのまま移してきたようなアメリカ的な雰囲気をもっていましたが、やがて日本的な文化を取り入れ、現在の姿になったと能登路氏は解説。

日本人の好む地中海的世界観を持った東京ディズニーシーの開園や、日本のゲスト(来園者)のリピート率についても触れられました。
能登路氏はグローバル化から、世界各国で開園が続くディズニーランドは、地域によって差異があることを語られました。


 

 
 

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