心理福祉学科 「家族心理学」ゼミ

家族という視点からものごとを見ることを学ぶ

「家族心理学」ゼミ ・・・ 村上純子 先生

ゼミの内容

このゼミで学ぶ学生には基本的に「家族療法入門」の授業を履修するように推奨しています。家族療法の学びをベースとして、演習は進められています。2年生の時は、文章を読んで、考え、発表することにより自分の考えを伝えるという基本的な能力を徹底して磨きます。具体的には1冊のテキストを読み、書かれている内容について伝えるプレゼンテーションなどを行っています。3年生になると、ゼミ生が各自のテーマを設定し、卒業論文を書くことを目的として、文献を読み、大学内でアンケート調査を実施するなどして資料を揃え、研究を進めていきます。例えば、「しつけの問題」「反抗期」「友達親子」「少年非行」などがテーマとして選ばれています。

 

ゼミ生の声

自分の家族に問題があるわけではないのですが、「家族心理学」というテーマには何となく魅かれました。しかし、それ以上にゼミを選択する決め手となったのは村上先生の人柄。話し方の上手さ、いつも絶やさない笑顔に魅力を感じていました。村上先生は、ゼミ生のことを下の名前やニックネームで呼びます。打ち解けた雰囲気の安心できる場が作られています。毎週、全員が調べて発表する宿題がありますが、宿題さえも楽しんでいます。(2年生)


担当教員から

家族心理学はとても面白い学問です。家族の中で起こる様々な問題を、家族の問題としてとらえることによって、解決の方法が一つではなくなり、問題解決の可能性が広がっていきます。またちょっとした変化で家族が大きく変わることもあり、あたかも生き物であるかのようです。

学生には、ゼミでの学びを通して自分で生きていける力を身につけて欲しいと願っています。自分の考えを持ち、それをきちんと伝えられるようになって欲しい。また相手の意見をきちんと聞けるようになって欲しいと思っています。

 

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