大学によるリカレント教育(開放授業講座)

趣旨

聖学院大学は埼玉県と協定し、2007年度より団塊世代・高齢者を対象とした開放授業講座(リカレント教育講座)を開講します。これは埼玉県と大学が協力して団塊世代や高齢者の方々に、充実した第二の人生を過ごす一助としていただくとともに、地域・社会活動への参加のきっかけとしていただけるよう、大学の授業を受講できる環境を提供するものです。受講を希望する方は下記及び別ページの要項をご確認の上、お申し込みください。

講座名・定員など

(1)対象者

県内在住で昭和45年4月1日以前に生まれた方

(2)授業科目

実施時期科目名曜日・時限授業時間定員
【大学】

2025年度

春学期

(4月~9月)

キリスト教概論A(※1) 火曜4限
もしくは
金曜1限
もしくは
金曜3限
もしくは
金曜5限
15:20~16:50

9:00~10:30

13:00~14:30

17:00~18:30
若干名
法学 月曜1限
木曜4限
9:00~10:30
15:20~16:50
若干名
アメリカの社会と文化 火曜4限
金曜4限
15:20~16:50
15:20~16:50
若干名
アメリカ大衆文化 月曜4限
木曜5限
14:40~16:10
15:20~16:50
若干名
日本文学概説 金曜4限
金曜5限
15:20~16:50
17:00~18:30
若干名
歴史と文化 火曜3限
火曜4限
13:00~14:30
15:20~16:50
若干名
比較文化特殊講義① 木曜4限
金曜4限
15:20~16:50
15:20~16:50
若干名
英米児童文学(※2) 月曜3限
オンライン
13:00~14:30

若干名
精神保健福祉制度論 火曜5限 16:20~17:50 若干名
福祉心理学 木曜2限 10:40~12:10 若干名

 ※1:4クラスのうち、1クラス選択
 ※2:オンライン授業含む

  • 授業回数について
    ◇週1回授業(15回)
    キリスト教概論A、精神保健福祉制度論、福祉心理学

    ◇週2回授業(30回・週1回2時限連続を含む)
    法学、アメリカの社会と文化、アメリカ大衆文化、日本文学概説、歴史と文化、比較文化特殊講義①、英米児童文学

  • 受講人数により開講しない場合がございます。
  • 学事スケジュールの都合により一部授業日等変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • 授業は4月11日(金)から開始します。

(3)場所

  • 聖学院大学キャンパス アクセスMAP
    JR高崎線宮原駅から徒歩15分、または学生バス
    JR埼京・川越線西大宮駅から学生バス
    JR埼京・川越線日進駅から徒歩15分

※学生バスは利用券を購入いただきます。
※車での通学はできません。

受講料等

(1)受講料

週1回科目  5,000円
週2回科目 10,000円
※受講料は、後日指定方法にて納入いただきます。
※一旦納入された受講料につきましては、お返しすることができませんので、あらかじめご了承ください。

(2)その他

教科書等の教材は自己負担によりご用意いただきます。

各授業科目の概要

キリスト教概論A
【木村 太郎】

初めてキリスト教に触れる学生たちへの理解しやすいキリスト教入門となるように心がけつつ、春学期は、主としてキリスト教を成り立たせている諸要素について俯瞰し、その中心にある聖書の前半部分の旧約聖書について学ぶ。

法学
【渡辺 英人】

「法を守る精神・法令遵守と責任」
「法学」では、みなさんが市民社会に参加するために必要な「ルールと手続き」について学びます。法は人と人とが社会の中でいかに上手く生活していくか、という目的のために存在します。いまから法の意味と目的をよく理解し、責任ある個人、良き市民として、社会に参加してください。将来、どのような職業に就いても、この授業で学んだ内容が、必ず役に立ちます。講義内容の中心は「法の概念」「市民社会の法」「消費者と法」「知的財産権」などです。

アメリカの社会と文化
【江崎 聡子】

20世紀はアメリカの世紀だったと言われる。政治的にアメリカ合衆国は、二度の世界大戦に勝利し、自由と民主主義を旗印に超大国としての覇権を確立していった。そして経済や文化の側面においても、第二次大戦以前よりすでに、アメリカ方式やアメリカ的生活様式は世界各国に輸出され、他の欧米先進国に浸透していった。日本もその強い影響下にあったことは間違いない。
この授業では、20世紀初頭から第二次世界大戦直後までに見られた多様なアメリカ文化の側面や要素をいくつか取り上げ、歴史的資料を分析しながら、その歴史的文脈や現代社会への影響を考察する。授業の進め方の詳細に関してはガイダンス時に説明する。

アメリカ大衆文化
【畠山 宗明】

大衆文化とは、映画やマンガ、ポピュラー音楽のような、社会に広く受け入れられた、気軽に楽しめる文化を指している。しかし、それは、古来から存在していたものではなく、近代になって初めて生まれたものである。なぜ近代になって大衆文化と呼ばれる領域(ひいては「大衆」という単位)が必要とされたのか?本講義ではそのことを、特にアメリカの大衆文化を分析することを通じて考察する。

日本文学概説
【木下 綾子】

日本文学入門。これから4年間、研究を進めていく上で知っておきたい、日本文学によく登場する概念や事項、基礎的な知識を学びます。
前半は、まずは、書物の装訂と漢字から仮名が作り出されていく過程をたどります。次に、神話や物語、また現代にも見られる、高貴な生まれの主人公が中央世界から疎外され、さすらって苦難を乗り越えたり、時にはそのまま亡くなってしまう「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」という話型に着目します。そして、物語における史実と虚構の問題や、同時代と後世の読者が物語をいかに解釈し、自分の課題に向き合ったかを考えます。
後半は、流離のテーマが天変地異や災害、政権交代によって「無常・遁世・漂泊」という描かれ方に変化する様相を追います。その次に、和歌において修辞技法がどのように磨き上げられていったかを探ります。
以上のように、文学史上の概念をほぼ時代順に追うことで、それぞれの時代に特有の精神や思想、美意識に迫ります。

歴史と文化
【阿部 能久】

特に日本中世における仏教諸宗や僧侶たちの動向を手がかりに、その時々の権力者や民衆が宗教に何を求めていたのか、そして、仏像をはじめとする優れた仏教美術作品が制作された背景にどのような願いが込められていたのかについて解説していく。

比較文化特殊講義①
【濱田 寛】

弘法大師空海撰『三教指帰』は序文、亀毛先生論、虛亡隠士論、仮名乞児論の四部で構成されるが、本講義では序文ならびに亀毛先生論の読解を柱とし、平安時代から江戸時代までの十家の注を読み合わせ、本文の理解に至るプロセスを実践的に学ぶ。これらの古い注を読むための基礎的な知識を伝授し、併せて注に引用される中国の古典作品についての基礎的な知識もフォローする。また、残された本文から「課題」を見出し、それを解決するまでの一連の手続を学ぶことになる。

英米児童文学
【松本 祐子

この授業では、必ずしも読者を子どもと想定していたわけではない昔話からイギリス児童文学の始まりに至るまでの流れ、以後の児童文学に決定的な影響を与えた古典的作品の意味、ファンタジーとリアリズムの果たす役割、さらには現代の児童文学の抱える諸問題について触れながら、英米児童文学の歴史と概要を学んでいく。
精神保健福祉制度論
【未定】

①精神障害者に関する制度・施策の理解
②精神障害者の医療に関する制度"
③精神障害者の生活支援に関する制度支援に関する制度
④精神障害者の経済的支援に関する制度的支援に関する制度

福祉心理学
【石原 まほろ】
講義の前半では、主に援助者に起こっていることについて心理学側面から学び、後半では福祉現場において、援助者・被援助者・援助場面に起こりうることについて具体例を紹介し、各事例の心理社会的課題や支援について解説し、受講者と共に対人援助について考えていきたい。また、話題に上ることの多い虐待・DV、高齢者支援、貧困がもたらす心理状態と課題、障害とソーシャル・インクルージョン、セルフヘルプグループなどについては、心理的側面から詳細に述べていきたい.ほぼ毎回受講者間でのグループディスカッションを通して学びを深めていく予定である。

受講の申込

(1)申込期限

令和7年2月28日(金)消印有効

(2)申込先

〒362-8585 上尾市戸崎1-1
聖学院大学 学務部 教育支援課 リカレント教育係
電話:048-780-1801
e-mail:acadaffairs@seigakuin-univ.ac.jp

(3)申込方法

はがきまたはE-mailにて、以下の事項をもれなく記入の上、お申込みください。
(1)郵便番号、住所、電話番号
(2)氏名
(3)ふりがな
(4)年齢(令和7年4月1日現在)
(5)生年月日
(6)性別
(7)受講希望科目(希望順に記入、何科目でも可)
(8)学生番号 ※受講経歴のある方のみ
※大学院科目をご希望の場合は、卒業証明書等のご提出をお願いすることがあります。

(4)選抜方法

定員を超える申込みがあった場合は、抽選により受講者を決定します。
(受講の可否および受講決定科目は申込者全員にお知らせします。)

(5)その他

受講許可科目、ガイダンス日時等は3月20日前後にお知らせいたします。
その際に、個人調書等のご提出をご案内いたします。
申し込み後、都合により受講できなくなった場合は、早めにご連絡ください。

社会情勢(コロナウィルス感染状況等)ならびに授業担当者の都合により、授業の一部をオンラインにて受講いただく可能性がございます。その場合は、大学ではなくご自宅等での受講となりますので、インターネット通信環境・インターネットに接続可能な端末等が必要です。通信料などは受講者負担です。
オンライン授業をご受講いただく際の説明動画が以下リンクよりご視聴いただけます。

以上の点につきまして、予めご了承の上でお申し込みくださいますようお願いいたします。

お問合せ

聖学院大学 学務部教育支援課 リカレント教育係

電話:048-780-1801
E-mail:acadaffairs@seigakuin-univ.ac.jp