【学長メッセージ】ロシアによるウクライナ侵攻について

学長メッセージ

2022年3月2日
聖学院大学 学長 清水正之

 聖学院大学を代表して、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難するとともに、ロシアが即座に軍事行動を停止し、ウクライナから全ての兵を撤退させることを求めます。

 このたびの軍事侵攻は武力による一方的な現状変更を目指すものであり、国家主権への暴力的侵害です。重大な国連憲章違反でもあります。また、ロシアは、核兵器の使用も辞さない姿勢を示すことで、国際社会の行動を牽制しながら隣国に侵攻しました。こうした核兵器による威嚇は、世界平和への深刻な脅威であると言わざるを得ません。ウクライナで人々が不当な暴力に晒されているのみならず、全ての人々の平和が脅かされています。

 聖学院大学は、常に自由と民主主義を擁護する立場を取ってきました。このような事態を収束させ、平和的解決を実現するために、関係者や国際社会が最大限の努力を払うことを求めます。また、ウクライナおよび他の場所で不当な暴力に晒されている人々や不当な影響を被っている人々への連帯を示し、そのような人々を保護するために必要な支援を行います。

 さらに、なぜこのような事態に至ってしまったのか、未然に防ぐことはできなかったのか、私たち自身に瑕疵や責任が全くなかったとは考えられません。私たちもこのたびの事態を真摯に問い直し、どうすべきであったのかを深く反省することで、人々が不当な暴力に晒されることのない世界の形成に寄与していきたいと考えています。

 

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