【学長メッセージ】夏休みの過ごし方と2021年度秋学期の授業方針について

聖学院大学学生・大学院生・保証人の皆様

学長メッセージ

2021年7月31日
聖学院大学 学長 清水正之

 
 春学期もゴールが見えてまいりました。ここまでの学部生・院生の不自由な状況の中でのご努力を讃えます。

 新型コロナウイルス感染症の急拡大をうけ、東京都に続いて埼玉県でも緊急事態宣言が発出される状況となりました。本学内でも、ある運動部を源とする小規模のクラスターが疑われる事例が出てきました。状況を深刻に受け止め、感染拡大を防ぐためにも、急遽、キャンパス閉鎖の措置、また授業と定期試験をオンラインの実施へ切り替えました。ご迷惑をおかけします。

 さて、定期試験が終わると夏休みとなります。それぞれの課題に自由に取り組み、ひと夏の成果を挙げていただきたいと願います。ただし、生活の点ではこれまで以上に感染対策を慎重に施してください。20代、30代の世代の感染が広がっていることはマスコミ等でご承知の通りです。現在、感染拡大の第5波を迎えています。夏休み明け、どのような状況になっていくか、感染力の強い変異株の拡大、ワクチン接種の進捗度などにもよりますが、学長としては、感染症の帰趨はいまだ不明と考えています。一人ひとりが手洗い、うがいを慣行、マスクを着用し、3密を避ける行動をとる必要性、リスク軽減の重要性は変わらないでしょう。秋学期のキャンパスの安心安全を守るためにも、夏休み期間中、3密を避け、感染予防の対策を徹底し、自粛生活を引き続き送っていただくよう、切にお願いいたします。

 現状私たちは、大変不自由な環境におかれています。本来的に生身の関係性を人間の存在の必須の要件と考えてきた歴史を、根底から変質させられるような感さえあります。同時にこうした状況は益々もって私たちが関係的な存在であることを自覚させます。どうかお一人おひとりの振る舞いが、多くの他者に関わりや影響力を与えることを覚えてください。いつか開ける状況が近からんことを望みうるためにも皆さんの自重が必要です。

 今年度後半の秋学期開始時には、またPCR検査を実施します。それまでにワクチン接種が皆さんの世代にも実施され始めているでしょう。十分な備えの中で秋学期を迎えたいものです。

 今年度後半の秋学期の授業につきましては、「春学期同様、7割対面授業を前提とし、新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、その都度オンライン授業を増やす可能性も有り得る。」という方針で授業計画を立てていきます。

 具体的な授業方針は以下の通りです。

①秋学期授業期間は2021年9月27日(月)より2022年2月4日(金)までとする。

②既に2020年10月30日付学長メッセージにおいてお知らせしている通り、対面授業を基本(7割)とし、オンライン授業と併用して授業を運営する。

③対面授業については、学生の健康と安全を守るため「聖学院大学新型コロナウイルス感染拡大予防マニュアル」に沿って対策を講じた上で実施する。

④一部教室に対面授業とオンライン授業(同時双方向型)を同時に行う「ハイフレックス型講義」に対応した設備を整備し、基礎疾患を抱える等の理由により、対面授業に参加することが叶わない学生への配慮を行う。

 なお、対面授業科目、オンライン授業形態等、詳細につきましては、UNIPA掲示等にて、お知らせいたします。

 この秋学期の授業方針を受けて、準備や対応をお願いします。学部生、院生のみなさんのご努力に感謝するとともに、どうぞ健康を守りつつ、ご対応いただきたく、お願いいたします。

以上

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