韓国交換留学生 イム・サンホンさんインタビュー
「日本語を話せるほうが就職に有利!」それが留学のきっかけとなりました
聖学院大学の提携校のひとつ、韓国の湖西(ホソ)大学に在籍するイム・サンホンさんは、2018年4月に来日し、本学で1学期間の交換留学を体験しました。
現在、韓国市場に多くの日本企業が参入していることを知り、「日本語を話せるほうが就職に有利!」という思いから今回の留学を決めたイムさん。充実した留学生活を振り返っていただきました!
ー日本に留学することになったきっかけは?
韓国は今就職難です。日本企業が多く参入している韓国市場では日本語を話せるほうが就職にも有利。この半年で日本語を学び、交換留学は終えようとしているが、日本で本格的に留学をするか、または韓国の日本企業に就職するか今は考えている。
ー周りに日本語を勉強する友人はいましたか?
多くいます。福生に住んでいる友人は日本で仕事をしているし、その友人が住んでいるゲストハウスには11人も韓国人が住んでいます。日本に留学をしないで韓国で日本語を勉強して、日本語能力試験1級をとっています。留学もしていないのに日本語がペラペラの人も多いです。
ー韓国ではどこの国に留学することが多いのですか?
日本が一番多いです。カナダ、アメリカもが多い。私は指導教授から日本かベトナムいいんじゃないかと勧められた。日本は治安がいいし、食べ物はおいしいし、日本で良かった。
●日本に来て驚いたこと
ー日本に来てカルチャーショックはありましたか?
ゴミを洗うのに驚いた、プラゴミ、ペットボトル、牛乳パックなど韓国では洗わない。日本人はゴミまで分別することに感心させられた。
ー日本と韓国で違いを感じたことはどんなことですか?
韓国は駅近く以外にもマンションが多く、日本では一戸建てが多い。韓国のマンションは安いが、日本ではマンションが高く、一戸建てのほうが安いことに驚いた。自分は一戸建てに住んでみたい。
●授業について
ー履修した授業で思い出深い授業はありましたか?
『組織行動論』の授業は韓国で勉強していたが、教授方法が違うから面白かった。韓国では詰込み型でとにかく覚えるのが大切な授業だったが、八木先生の授業は体験型の授業、アクティブラーニングなどが多く刺激になった。『日本語(口頭表現)』も面白かった。他の国の学生が話す日本語のイントネーションが韓国人と違って新鮮な発見だった。
ー授業で一番大変だったことは何ですか?
●ホームステイについて
ーホームステイはいかがでしたか?
ホームステイ先のお母さんは、「日本のお母さんだよ」と言ってくれて。本当に家族のように接してくれました。韓国にいるときは不規則な生活をしていて、栄養バランスがとれていなかったけど、ホームステイ先のお母さんが食事を作ってくれ、韓国にいるより健康的になった。
オックスフォードから来ていて一緒にステイしている留学生がいるが、よく勉強していてた。彼を見ていると自分も勉強しなくちゃという気持ちになった。
ー日本の文化は体験しましたか?
●友人とホストファミリーと過ごした日々の思い出
ー週末やお休みはどのように過ごしましたか?
東京に行くことが多かった、原宿、お台場、渋谷などファッションやショッピングを楽しんだ。ボーリングが好きだから大宮のラウンドワンなんかにも行きました。
ー日本の食べ物で好き嫌いはありましたか?
ー韓国に戻ってからの目標はありますか?
もっと勉強して、日本語能力試験1級(N1)をとりたい。学校の友達が一生懸命勉強しているので、自分も就職やすべきことに頑張りたい。ただ、就職にしてもやはり日本語が一番大事なのでN1をまずは目指したい。手始めにN2からですけどね。
ー湖西大学には日本からの留学生は多くいますか?
日本人は少ない。中国人が一番多い。カナダ人など白人も何人かはいます。
ー日本の文化や日本人に対して、「こうしたらもっと日本がよくなる」と思ったことはありますか?
韓国の大学生は1年生でも20歳なので、大学にお酒の文化がある。自分はお酒が好きだから、日本の大学生ももっとお酒が飲めるといいと思った。
ー最後にメッセージをお願いします
自分を受け入れてくれた友人に感謝します。特にS君には住民票を取りに行くときや難しい手続きなど一緒に付き合ってもらい、本当によくしてもらった。国際交流同好会のメンバーにも加えてくれて、おかげで友人がいっぱい増えた。皆に感謝している。