報告レポート:上尾市との「パープルリボンプロジェクト」

報告レポート

2023年12月12日更新

聖学院大学は、2013年より上尾市との連携に関する包括協定を締結しており、2023年度より新たに官学間連携事業「パープルリボンプロジェクト(女性に対する暴力をなくす運動)」を開始しています。上尾市は人権週間(12月4日〜10日まで)にあわせ、人権啓発イベント「あげおヒューマンライツミーティング21」を開催。同イベントにてパープルリボンプロジェクトのブース展示がされるとともに、聖学院大学の学生が作成したDV防止啓発ポスターが初公開されました。学生は上尾市長と共に登壇し作成についての想いを話しました。

上尾市男女共同参画推進センターとの共催により11月15日(水)本学にてパープルリボンづくりを実施し、学生7名が参加しました。作成したリボンは12月2日(土)開催のあげおヒューマンライツミーティング21(会場:上尾市コミュニティセンター)で展示されました。

学生が作成したDV防止啓発ポスター公開/学生のコメント紹介

また当日はパープルリボンプロジェクトのブースの展示と併せて、本学の宮阪嘉朗さん(欧米文化学科4年生)が作成したDV防止啓発ポスターが採用され初公開されました。

宮阪さんのコメント

今回、大学からのポスター募集案内を通じて応募しました。パープルリボンプロジェクトの『女性に対するあらゆる暴力をなくす』というキャッチコピーから、被害者の女性の存在をアピールしようと思いで描きました。華やかな女性の哀愁の表情を描くことで、女性の光と影を表現した作品になっています。キーワードの「紫色のリボン」を髪に付けることで女性に対するあらゆる暴力をなくすことをアピールしました。

現代はまさに時代の転換期にいると思っています。少し前だったら普通の言葉の表現が今では問題視される社会になってきています。女性に対する接し方だけに限らず言動、言葉の表現など時世に応じて自分自身も含めて、常にアップデート、変革していく必要があると思いました。そのため以前の感覚でいると知らず知らずのうちに悪気なく周囲の人を不愉快な気持ちにさせてしまっている場合があるかもしれません。それを避けるためにもこのポスターを見た人が自身の言動を振り返り変革していくきっかけになれば良いと思っています。

コメントのあと、宮阪さんから上尾市の畠山稔市長に作成したポスターが手渡されました。今回の作品は上尾市におけるパープルリボンプロジェクトの推進と啓発にあたって、今後、活用されていく予定となっています。

写真で見る当日の様子

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