聖学院大学ボランティア活動支援センターについて

センター所長挨拶

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ボランティア活動支援センター所長/政治経済学科准教授

若原 幸範

災害に見舞われた人びとや社会的に不利な状況におかれた人びとの力になりたい。そうした学生たちの想いを形にするお手伝いをするために、聖学院大学ボランティア活動支援センターは設立されました。センターには専門職としてボランティア・コーディネーターを配置し、学生たち一人ひとりに寄り添いながら、さまざまな社会・地域の課題克服に取り組む活動をサポートしています。

聖学院大学のディプロマ・ポリシー(学位授与方針)では、「人間力(共感力、対話力、実践力)」の修得を重視しています。ボランティア活動がこの「人間力」を育む大きな可能性を持っていることは、ボランティア活動に取り組む多くの学生・卒業生たちが実証してくれています。私たちはボランティア活動の持つ人間形成力に期待し、本学の学生教育を担う一員としての自覚の下でセンターを運営しております。

当センターは設立以来、学生たちに寄り添い、共に活動しながら、同時に学生たちに育てられてきました。現在のセンター運営委員会に学生が加わっているのはその象徴といえます。この支え合い、育ち合う循環のなかに、これからも多くの学生・教職員が加わってくれることを願っています。

設立の目的

聖学院大学は、1988年の大学創設以来、キリスト教大学の形成と学生の人格教育を目指して、聖学院大学ボランティア・アソシエーション(通称「グレイス」)を初めとするボランティア活動を組織し、その活動を支援してきました。その後、自発的なボランティ ア活動も盛んに展開されてきましたが、2011年3月11日の東日本大震災でのボラン ティア活動を大きな契機として、ここに今までのボランティア活動および今後立ち上げ られるであろう諸ボランティア活動を支援するために、2012年4月、聖学院大学ボラ ンティア活動支援センターを設立しました(以下「センター」と表記)。

本センターは、何よりも、キリスト教大学における教育活動の一環として推奨されるボランティア活動を支援する組織です。聖学院大学は「神を仰ぎ 人に仕う」というスクールモット ーのもとにキリスト教教育に取り組んでいますが、その「人に仕う」精神を、学生一人ひとりがボランティア活動をとおして育み、特に隣人に仕える愛の心を育むことが期待され ています。

こうした活動は、学生一人ひとりが社会のニーズに応えるだけではなく、聖学院大学が社会に開かれた教育機関として、その責任にも応えていくことになると考えています。

運営体制について

センターの活動は、「 聖学院大学ボランティア活動支援センター運営委員会」(教職員:11名、学生:2名、2021年4月現在)において決定しています。

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