秋の政治経済学部創設30周年記念【公開講演会】2018

日程
2018年10月10日(水)
時間
各回による
会場
聖学院大学チャペル

多様性(ダイバーシティ)に開かれた社会をめざして
〜いくつもの分断を超えて

「まちづくり」「地方創生」を切り口に

  • 10/10(水)10:40〜12:10
    「社会の課題から、未来の価値をつくる」
    講演者:藤沢 烈氏(一般社団法人RCF代表理事)

  • 11/28(水)10:40〜12:10
    「地域に学び、地域と育つ -地域とともにある大学をめざして」
    シンポジウム

<宗教改革500+1周年記念講演会>

  • 11/24(土)13:00〜16:15
    「多極化する社会とキリスト教の可能性 -宗教改革500+1年」
    講演者:
    Prof.Dr.Gerhard Wegner(EKD社会学研究所長、マールブルク大学教授)  
    Prof.Dr.johaness Weiss(カッセル大学名誉教授)

入場無料/申込不要

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政治経済学部では、創設30周年を記念して公開講演会を開催します。秋の講演会情報をご案内します。

公開講演会のご案内

 政治経済学部創設から30周年、それは東西冷戦時代終焉からの30年とほぼ重なります。冷戦の終結によって平和な世界の到来を誰もが期待しました。しかし現実には、いくつもの地域紛争、テロとそれに抗する「テロとの戦い」、グローバリゼーションがもたらす光と影によって、家庭、性別、地域、職場、学校、国家、国際社会などさまざまなところに「分断」や「亀裂」が生じ、しかも多くの場合、それらの分離による排除・孤立は見えにくく(不可視的で)、私たちは、先を見通すことのできない混迷の中にあります。
 政治経済学部は、学部創設30周年を記念して、「多様性(ダイバーシティ)に開かれた社会をめざして──いくつもの分断を超えて」という共通テーマを掲げ、すでにその1つとして、「報道の現場から:女性記者に聞く【全4回】」を実施中ですが、さらにこれに続く企画として、「まちづくり」「地域創生」を切り口とした講演会とシンポジウム、そして<宗教改革から500+1周年>を記念するシンポジウムを開催します。
 被災地支援や地域との共生を模索する具体的な取り組みの中から、また、激動のヨーロッパにおけるキリスト教のアクチュアリティの考察の中から、分断を超え、差異と多様性に開かれた社会を構築するための<希望の芽>を探求してゆきます。ぜひご参加くださり、探求の輪に加わってくださることをお待ちしております。

聖学院大学政治経済学部 学部長 髙橋愛子

10/10講演会 「社会の課題から、未来の価値をつくる」

企画コーディネータ:平 修久[ 聖学院大学副学長・同政治経済学部教授]

講演者 藤沢 烈 氏
講演者 藤沢 烈 氏

社会の課題から、未来の価値をつくる

東北地方は、2011年の東日本大震災により、人命、建物、産業、地域コミュニティに多大な被害を受けた。その東北に、多くの若者がかけつけ、新たな地域社会、新たな地域経済を創造し始めている。多くの社会の課題に直面している被災地が、「新たな価値を創造するチャレンジの場」、「社会の ために働くことができる場」 になりつつあることを具体的に語る。

  • 日時:2018/10/10(WED)10:40-12:10

  • 場所:聖学院大学チャペル

藤沢 烈(ふじさわ・れつ)

1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド ・ カンパニ一を経て独立。NPO・ 社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チームを設立し、情報分析や事業創造に取り組む。文部科学省教育復興支援員も兼務。著書に『社会のために働く -未来の仕事とリーダーが生まれる現場』(講談社 2015年)、『ニッポンのジレンマ一ぼくらの日本改造論 』 (共著、朝日新書 2013年)、『「統治」を創造する -新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(共著、春秋社 2011年)。


11/24 <宗教改革500+1周年記念講演会> 「多極化する社会とキリスト教の可能性 -宗教改革500+1年」

聖学院大学総合図書館主催 政治経済学部共催
聖学院大学総合研究所・EKD社会科学研究所後援
企画コーディネータ:土方 透[ 聖学院大学政治経済学部教授・聖学院大学図書館長]

多極化する社会とキリスト教の可能性 -宗教改革500+1年

近代の社会は、欧米のキリスト教およびキリスト教文化によって主導されてき た。しかし、近年の民族紛争、イスラムの台頭、移民・難民問題を前に 、もはや社会を一つの極のもとに理解することはできない。社会は、いくつもの極をもち 、それらが相互に関連しあって成り立つ、「世界社会」として理解される。 本学は、プロテスタント・キリスト教が果たしてきた近代社会の成立と展開に対する貢献と、その現代社会における固有の責任を自覚し、それを礎に設立された。宗教改革から500+1年に当たる本年、この基礎づけから、現代社会が根本から抱える課題に目を向ける。

  • 日時:2018/11/24(SAT)13:00-16:15

  • 場所:聖学院大学チャペル

講演者 Prof.Dr.Gerhard Wegner
講演者 Prof.Dr.Gerhard Wegner

Prof.Dr.Gerhard Wegner

EKD社会科学研究所所長、 マ ールブルク大学神学部教授、牧師
1953生まれ。ゲッティンゲン大学で神学を学び、ツェレ、シュプリンゲなどで牧師活動を展開後、ハノーファーのブロンテスタント組織Hanns-Lilje-Stiftung創立幹部、ドイツ万博 (2000年)におけるキリスト教行事のプロテスタント側責任者を歴任するなど、ドイツ・プロテスタントにおける中枢メンバー。宗教改革 500年を機に企画した編著書として、『宗教改革のグローバルな影響』、『労働から市民社会へ -宗教改革の作用史』、『ルター2017』、『宗教と教会の社会的射程 -神学と社会学』など。


講演者 Prof.Dr. Johannes Weiß
講演者 Prof.Dr. Johannes Weiß

Prof.Dr.Johaness Weiss

カッセル大学名誉教授、社会学理論、社会哲学、文化哲学
1941年生まれ。ケルン大学で社会学を学ぶ。ライプツィッヒ大学文化科学研究所所長、エアフルト大学のマックス・ヴェーバー客員研究員など歴任。マックス・ヴェーバー・ルネサンスの中心的立役者の一人でもあり、現在も世界各地の研究機関より招聘され講演を行っている。文化社会学の諸テーマに関する著作に加え、ここ数年は、マックス・ヴェーバーの代表的著作 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、「理解社会学」「価値自由性」に関する諸論考を新たに編集し、発行するなど、 積極的な活動を展開している。本学での講演は三度目となる。


11/28講演会 「地域に学び、地域と育つ─地域と共にある大学をめざして」

企画コーディネータ:佐藤 一子[ 聖学院大学政治政策学研究科非常勤講師・東大名誉教授]
若原 幸範[ 聖学院大学基礎総合教育部准教授]

企画コーディネーター 佐藤 一子 氏
企画コーディネーター 佐藤 一子 氏

地域に学び、地域と育つ -地域とともにある大学をめざして

聖学院大学政治経済学部では旧コミュニティ政策学科を中心に「まちづくり」を教育・研究の柱の一つとしてきました。特に本学が立地する上尾市戸崎地区・さいたま市北区宮原地区との関係は深く、地域の方々と共にまちづくりに取り組み、そのなかで多くの学生を育てていただいています。 このシンボジウムでは、創立30周年を機に戸崎・宮原両地区の皆様と共にこの間の活動の成果を確かめ合い、また次の30年のことを語り合うことを通し、地域・大学連携のあり方をあらためて考えたいと思います。

  • 日時:2018/11/28(WED)10:40-12:10

  • 場所:聖学院大学チャペル

佐藤 一子(さとう・かずこ)

東京大学名誉教授、聖学院大学非常勤講師。1944年、東京都生まれ。1967年、東京大学教育学部卒業、1974年、同大学院教育学研究科博士課程修了。埼玉大学講師・助教授・ 教授、東京大学大学院教育学研究科教授、法政大学キャリアデザイン学部教授を務め、2015年退職。元日本社会教育学会会長。
主な著書に『文化協同の時代』(青木書店 1989年)、『生涯学習と社会参加』(東京大学出版会 1998年)、『子どもが育つ地城社会』(東京大学出版会 2002年)、『NPOの教育力』(編著、東京大学出版会 2004 年)、『現代社会教育学』(東洋館出版社 2006年)、『イタリア学習社会の歴史像』(東京大学出版会 2010年)『地域学習の創造』(編著、東京大学出版会 2015年)、『地域文化が若者を育てる』(農文協 2016年)など。


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 埼玉県上尾市戸崎1番1号
 TEL:048-725-6191 / FAX:048-725-6891

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