春休みの活動がきっかけに -埼玉県立大学学生と共に能登被災地でボランティア活動 

聖学院大学では、キリスト教の教えである「他者を思い社会に尽くす心」を重視し、ボランティア活動を大切にしています。GWを利用し5名の学生が能登半島地震の被災地にてボランティア活動を行いました。埼玉県立大学の学生と共に、今自分たちに何ができるかということに向き合いました。

今の自分たちにできること。学生だからできること。

2024年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

聖学院大学では、2月、3月、学生2名が春期休暇中に災害福祉学生活動支援ネットワークSAITAMA(代表:立正大学新井利民教授)を通じて立正大学、埼玉県立大学の学生とともに能登町災害ボランティアセンターでボランティア活動を行いました。

そして、この春期休暇中の活動がきっかけとなり、4月30日(火)~5月2日(木)、ボランティア活動支援センター主催、災害福祉学生活動支援ネットワークSAITAMA・埼玉県立大学川田虎男准教授共催で、学生5名が埼玉県立大学の学生とともに能登町災害ボランティアセンターでの活動を行いました。また、今回の活動は、全国の福祉系大学等250校で組織する一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟による災害支援活動DWAS-JAPAN※と連携して行われました。

※DWASはDisaster Welfare Assistance Studentの略

学生たちは、ボランティアの受付対応やセンターの環境整備活動のほか、全国から応援に駆け付けた社会福祉協議会職員、日本生活協同組合連合会職員とともに、ボランティアのニーズ調査、ニーズ発掘のためのローラー訪問に同行しました。また、全国から参加しているボランティアとともに被災宅の片付けにも参加しました。

被災地の現状を目の当たりにして唖然としながらも、自分たちにできることに真っすぐに取り組みました。体力面で若い力を発揮するだけではなく、学生だからこそ生み出せるあたたかい交流もありました。

4か月が経過した現在においても復旧を要する状態が続いており、被災者の生活再建にはまだまだ多くの時間がかかると思われます。センターでは引き続き能登半島でのボランティア活動を支援していきます。

能登半島の1日でも早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

なお、2、3月の学生2名の活動、今回の活動ともに朝日新聞厚生文化事業団「災害支援活動資金助成」を受けて実施いたしました。
 

参加した学生のコメント

PROFILE野口 和楓さん 子ども教育学科1年

高校の時に東日本大震災について関心を持ったことや、春休みに能登半島で活動した先輩の話がきっかけとなって、今回ボランティアに参加しました。現地の活動に参加することで、震災や防災への意識を強く持つようになりましたし、自分の成長にも繋がりました。被災地で活動する事によって早期復興にも繋がると思うので、また災害ボランティアに参加したいと思っています。

写真で見る当日の様子