女子聖学院短期大学

ミッション系大学ならではの名称の由来や、校章、校歌など、聖学院大学にまつわるエピソードをご紹介します。

女子聖学院短期大学

女子聖学院短期大学のあゆみ

1967年4月埼玉県上尾市に開設されました。初年度は英文科のみでスタートしましたが、その翌年には国文科が増設され、さらに1975年には児童教育学科が増設されました。

 1988年に開設された聖学院大学に人文学部が増設されることに伴い、短大の児童教育学科は1992年に大学の児童学科として発展的に改組されました。さらに、1998年には英文科、および国文科が改組転換により大学人文学部の中に日本文化学科と人間福祉学科を生み出し、さらに既に大学に設置されていた欧米文化学科と児童学科の入学定員を増やすことになりました。その結果、女子聖学院短期大学は1999年3月をもって32年に及ぶ歴史を閉じることになったのです。

 女子聖学院短期大学はプロテスタント・キリスト教の伝統にのっとり、堅実にかつ活発に教育、研究活動に進んできました。1967年以降の短期大学前半の歩みは、「何もなかった、そして全てが与えられた。」という言葉に代表されるように、神への深い信頼と感謝の気持ちが込められています。開設当初の数年は財政面での大変な苦労がありました。しかし、その苦労が克服され、校舎が次々に建設され、施設設備が次第に充実していったのです。教室の中の真理探究だけでなく、ゼミ旅行、軽井沢キャンプ、アメリカでのホームスティ、入学式後の2泊3日の軽井沢スクール、ジュベナリス祭、緑聖祭、そして現在では大学キャンパスの風物詩となっているクリスマスツリー点火祭、さらにキャップとガウンを身につけた晴れの卒業式などの一コマ一コマは今も短大卒業生の方々の心に深く残っていることでしょう。女子聖学院短期大学の卒業生は11,500人を超えています。真の神との出会いにより生きる根拠を見出すこと、学生と教職員の暖かい交流などは、現在も聖学院大学に伝統として引き継がれています。

大学チャペル内に設置されている、女子聖学院短期大学記念室
大学チャペル内に設置されている、女子聖学院短期大学記念室