校章について

ミッション系大学ならではの名称の由来や、校章、校歌など、聖学院大学にまつわるエピソードをご紹介します。

校章


 聖学院大学の校章は、右に示した通りです。
この校章の作成段階において関わられた第2代学長安倍北夫先生の文章によれば、この校章の持つ意味は以下の通りです。

-「信・望・愛」のペルソナ-

「老いたるものは夢を、若き者は幻をみる。」そして聖書は記す。「幻なき民は滅ぶ」と。この学園が仰ぎ、この学舎の生み出すもの。それは、「信・望・愛」のペルソナ。

 「信」は盾。あらゆる困難、悪意、理不尽「火矢」。そして悪虐。それを防ぐ盾は「信仰」。「盾」の外枠は「U」。すなわちユニバーシティ。 「望」はオリーブの緑。ノアの箱舟は四十日四十夜の豪雨と洪水と漂流。その後、船から飛ばした鳩が、ついにオリーブの若緑をくわえてきた。神の和睦のしるし。ここに希望がある。こうして「信仰」の盾の地色はオリーブグリーン。わが大学のスクールカラーはすなわちオリーブグリーン。若きものよ、そこに幻をみよう。
  「愛」。オリーブグリーンの盾の上に立つものは、救いの十字架。人と人、国と国の間の悪虐無道の果てしない争い、その闇の罪障を一身に負うて、神の子イエスが死に給うた。無償のつぐない、至高の愛。ここにこそ救いがある。しかも十字架の上は切りあけてある。たとえ八方塞りでも、君よ、十字架において上を仰ごう。そこは開けている。
  聖学院の「S」は実にその上に乗せられてある。しかもその「S」は「サービス」のSでもある。「神を仰ぎ、人に仕う」かくしてわが校章のパーソナリティはなった。

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