イベント報告レポート:聖学院大学総合図書館”Roads to Librarians 2” Youはどうして図書館へ?~卒業生・現役学校司書とTRPG体験!?~

イベントレポート

 2023年6月28日(水)「聖学院大学総合図書館"Roads to Librarians 2" Youはどうして図書館へ?~卒業生・現役学校司書とTRPG体験!?~」と題されたイベントが、聖学院大学総合図書館アクティブラーニング室で開催されました。当日は本学人文学部日本文化学科を卒業後、埼玉県教育局に司書として採用され現在は埼玉県立白岡高等学校で学校図書館司書として勤務している杉本太志さんをお招きしました。

現役司書の卒業生が学校図書館司書について紹介

 第1部では、学校図書館司書の仕事内容や採用試験、どうして司書になろうと思ったのか、学生時代に取り組んだこと、司書をめざす上で参加した方が良いイベントなどについて詳しくお話しいただきました。参加者たちは真剣にメモを取りながら杉本さんの話を聞き、学校図書館司書を目指す学生からは「採用試験に向けて独学で勉強したのですか」といった質問がありました。杉本さんは自身の経験を踏まえてアドバイスをし、「ぜひ自分に続く図書館司書になって欲しい」と学生たちにエールを送りました。

図書館危機管理TRPGで対応力や危機管理の重要性を実感

 第2部では「図書館危機管理TRPG」を杉本さんと本学の図書館職員がプレイし、「授業日の放課後、東日本大震災級の地震が発生した場合、図書館司書としてどう行動するか」といった図書館内で起こる可能性があるさまざまなトラブルの解決策についてディスカッションしました。

図書館危機管理TRPGについて

 認定司書の格闘系司書氏が作った図書館内で起こりうるさまざまさトラブルや緊急事態の対応策を考えるTRPG(テーブルトークRPG)です。
 図書館危機管理TRPGでは、参加者が司書としての能力やスキル、知識を活用しながら、困難な状況に適切に対応するための行動を選択します。例えば、地震によって図書棚が崩れ、書架が倒れた場合、図書館利用者の安全確保や書籍の保護、緊急連絡の手段の確保など、優先すべきタスクや対策を考えながら発表します。
 図書館司書は実際の緊急事態に直面した場合、迅速かつ適切な判断と行動が求められます。TRPGを通じてシミュレーションすることで、対応力や危機管理の重要性を実感し、実践的なスキルや知識を身につけることができます。

当日の様子(写真)

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