姜尚中学長就任記念講演会【報告】

2014年7月26日に行われた、姜尚中学長就任記念講演会「支え合う力―地域愛を育む聖学院教育」報告

姜尚中学長就任記念講演会「支え合う力―地域愛を育む聖学院教育」が行われました

7/26、姜尚中学長就任記念講演会「支え合う力―地域愛を育む聖学院教育」が午後2時より、聖学院大学チャペルにて、行われました。(主催は聖学院大学、共催は、彩の国NPO・大学ネットワーク、後援は、埼玉県、上尾市、さいたま市、春日部市)

姜学長は、弱体化する地域社会の現状を踏まえながらも、その重要性を語り、地域で支えあうこと、共生について力強く語りました。
講演後、参加者からの質疑応答は、1時間にもおよび、地域社会や福祉の問題、大学と地域の関わり方など、侃侃諤々の議論が行われました(下記感想参照)。

来場者数は、さいたま市、上尾市、春日部市など、大学周辺地域にお住まいの方を中心に約600名でした。

講演する姜尚中学長
講演する姜尚中学長

また本講演会について、講演当日の夕方、テレビ埼玉でニュースで放映、翌日(2014/7/27付)の埼玉新聞、ヤフーニュースおよび、クリスチャン新聞に掲載されました。埼玉新聞の記事では、講演内容について、下記のように紹介がありました。

姜氏は「今ほど地域で支え合うことの重要性が叫ばれている時代はない」と強調。「国家ではなく、地域や社会を強くすることが求められている」と訴えた。

 さらに、「どんなにグローバル化、IT化が進んでも、人間は地に足を着けなければ生きられないように、大学も地域の中でしか生きられない」「国内で最も人口の移動が激しい埼玉の地での実験が、日本社会を照らす最も先進的なものになるかもしれない。私も残された時間で、(地域と大学に)尽くしていく」と意気込みを語った。

地域住民の方々をはじめ、多くの方が出席されました
地域住民の方々をはじめ、多くの方が出席されました

参加された方の感想(抜粋)

  • 私は聖学院大学とは違う大学に通う大学生です。今日は母に誘われ、来ましたが、興味深いお話でした。今の大学生ぐらいの人たちは、ゆとり、悟り世代と否定的に言われ、今の若者は・・というような風潮があるように思います。しかし、地域社会というテーマの講演会に50代ぐらいの方々が集まっているのを感じ、よく周りを見れば、あたたかい目で見守ってくださる方もいると気付けました。(20代/女性)
  • 地域社会における様々な問題を考えさせられ、個人の力では微力ですが、小さなことから始めていきたいと思いました。(30代/女性)
  • 地域社会と共に生きる大学を目指すところに感銘した。弱い個人が支え合って強い社会を作る、私も弱い人間の一人として社会に貢献できるよう学ばなければと考えました。(40代/男性)
  • 地域に開かれた大学、ぜひリタイア組や専業主婦だけでなく、現役で仕事をしている人を念頭においたものであってほしい。(40代/女性)
  • 「地域の地域による地域のための大学」の実現を希望します。(50代/男性)
  • 聖学院大学が大変身近な存在になりました。(50代/女性)
  • 大学と地域社会が、かけ離れているようなのだと、見た目より関わりを大切にされていかれることを話を聞き、期待しています。質疑応答の中で先生が答えられていた、社会人も学べる機会を受講できたり、増やして頂きたいと希望します。(60代/男性)
  • 大学と地域社会の新しい関係を切り開いていく決意、それが今日の日本社会が直面している困難(少子高齢化、財政難、格差拡大等)を切り開いていくことにつながっていること、その要が共生の作法にある事―等など、大変参考になった。(70代/男性)
  • 大学と地域社会がどのように支え合ってゆくのかということについて、姜先生のお考えをうかがえて大変よかった。質問の時間はアットホームな聖学院らしい雰囲気だったと思います。(女性)

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