釜石フェスティバル 公開講演会 玄田有史氏講演「希望のチカラ」【報告】

11月3日(火・祝)、学園祭にて「釜石フェスティバル」が行われました。
フェスティバルでは、玄田有史氏による公開講演会「希望のチカラ」も開催。多くの方で賑わいました。

釜石フェスティバル 公開講演会 玄田有史氏講演「希望のチカラ」【報告】

11月3日(火・祝)、学園祭にて、ボランティア活動支援センターによる「釜石フェスティバル」が開催されました。
釜石・大槌郷土料理研究会のお母さん方による模擬店や、学生たちがこれまで行ってきた「復興ボランティアスタディーツアー」の展示・発表、また学生による釜石の踊り「釜石よいさ」の練り歩き等が行われました。

釜石フェスティバルの一つとしてチャペルで行われた、玄田有史氏による公開講演会「希望のチカラ~困難からの新たなスタート~」には、100名以上の方が来場。大きな賑わいを見せました。

公開講演会は2部構成で開催。
前半は、釜石で聞き取り調査を行ってきた玄田氏による講演、後半は釜石市にある旅館「宝来館」女将・岩崎昭子氏と、本学こども心理学科3年 渡邉エリカさん、そして玄田氏を交えた、座談会が行われました。

希望とは何か、という問いに対して、玄田氏は、希望に棚からぼた餅はない、動いてもがいてぶち当たるのが希望だ、と話され、釜石での調査で感じた、人々の想いや、考え、そして希望について語られました。

後半の座談会では、「宝来館」女将・岩崎氏が3.11で失ったもの、そしてそこから始まった、本学を含めた多くの人々との出会いについて触れられました。また釜石市へのボランティアに参加してきた学生の渡邉さんは、釜石の人々に必要とされて、初めて自分自身の居場所を見つけられた、といった自らの体験を語りました。

公開講演会「希望のチカラ」にて講演してくださった玄田有史氏
公開講演会「希望のチカラ」にて講演してくださった玄田有史氏

当日の感想

  • 言葉の一つひとつに、心揺すぶられる素晴らしい講演とシンポジウムでした。
     
  • 「必要とされることが希望を生む」という宝来館の女将さんの言葉が心に残りました。この言葉は、被災地のみならず、全ての人の心に火を灯すのではないかと思いました。
     
  • 希望について、走ってもがいてつかむものだということが印象に残りました。
     
  • 生の声(学生さん、宝来館の女将さん)のやり取りに心あたたまった。
     
  • 釜石愛が伝わってきました!僕も、もう一度釜石に行ってみたくなりました。
     
  • 釜石に何をもたらすことができるのか?ということを様々な人が考えている。そんな人達が一人でも増えることが、釜石のためになっていくのだといえる。自分自身には何ができるのか考える機会となった。
     
  • 宝来館の女将さんの釜石を築き上げる人は、地元の人だけじゃない、といった言葉に心を打たれた。

当日の様子 ※写真をクリックすると拡大写真をご覧いただけます

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