教職支援の取り組み【OB・OG、教員、現役生の交流・勉強会】

教職支援の取り組みについて

2022年12月9日更新

聖学院大学人文学部日本文化学科では教職を志す現役生への支援を目的に、卒業生、教員、現役生が参加する「教職関係者懇談会」を発足し、毎月1回開催しています。

この会では、現役生は実習における悩みについてなど、教職に就いている卒業生から具体的なアドバイスを聞くことができます。また、教職課程を担当する本学教員にとっても、現在進行形の教職現場の課題や状況を知る機会となり、活発な意見交換、情報交換の場となっています。

今回は、教職を志す学生団体「教職クラブ Assist」の創設メンバーであり、現在新宿区の図書館で司書として働いている松元弘孝さんと高校国語科教員になった柴田雄太さん、中学国語科教員になった吉原竣也さんが来校し、学生と交流した様子をお届けします。

学生団体「教職クラブ Assist'」、卒業生(国語科教員)を講師に勉強会

教職を志す現役生の学生団体「教職クラブAssist'」と「教職関係者懇談会」の協働企画として、12月1日(木)、高等学校国語科教員として活躍する卒業生の柴田雄太さん(日本文化学科2019年3月卒)と中学校国語科教員として活躍している吉原竣也さん(日本文化学科2019年3月卒)を講師に招き、勉強会を行いました。

高等学校国語科教員として活躍する柴田さん
高等学校国語科教員として活躍する柴田さん

柴田さんは、授業の導入(最初の5分)をどう作ったら良いか自身のアイデアを実践。
続いて授業の組み立て方について説明し、実際に使用した学習指導案を提示しながら『枕草子』を題材にした模擬授業を行いました。

また、教員として働いて得た知見として「ホワイトボードでは色々な色が目立つが、黒板は基本的に白色と黄色のみで書いた方が良い」など板書の色分けの仕方についてもお話しされました。

中学校国語科教員として活躍する卒業生の吉原さん
中学校国語科教員として活躍する卒業生の吉原さん

中学校国語科教員として働く吉原さんは学級運営についてもお話しされました。

休み時間において気をつけていることとして、教室のドアの中間に立っていることを挙げました。
ドアは教室と廊下の間にあるので、両方に気を配ることができ、何か起こった時にすぐ駆けつけることができるとのこと。

柴田さんと吉原さんは、最後に学生たちに

「当時教職サークルのメンバーで上尾市の児童養護施設の納涼祭にボランティアで行った経験が印象に残っている。ボランティアセンターに行けばいろんなボランティアを紹介してくれるので、ぜひやってみてほしい。」
「コロナでサークル活動が思うようにできないと聞いているけど頑張ってほしい。」

と、教職課程の勉強や試験対策に加えて学生生活も大事であると呼びかけ、学生にエールを送りました。

日本文化学科濱田教授を囲んで(左から吉原さん、柴田さん、濱田教授、松元さん)卒業生の皆さんありがとうございました!
日本文化学科濱田教授を囲んで(左から吉原さん、柴田さん、濱田教授、松元さん)卒業生の皆さんありがとうございました!

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