心理福祉学科 「カウンセリング論」ゼミ
「ひと」に関することをそれぞれの視点から学ぶ
「カウンセリング論」ゼミ ・・・長谷川恵美子 先生
ゼミの内容
このゼミでは、「ひと」と「コミュニケーション」について、ディスカッションなどを通して、より深く、体験的に理解することを重視しています。ゼミ生は卒業するまでに、ひとに関する、様々な領域やトピックから、自分で意欲的に取り組める研究テーマを1つ見つけ、独自に実験や調査をすすめます。その成果を最終的に後輩の前で発表することができる「スキル」と「自信」をつけられるよう、2年間、仲間とともに勉強していきます。ゼミ生が選ぶ研究テーマは個性豊かで、「音楽を利用したトレーニングと疲労感」や「大学生の自尊感情と幼少期における保護者の教育方針との関係性」など、トレーニングに関するものから臨床心理学的な内容まで様々です。
ゼミ生の声
長谷川先生はいろいろと相談にものってくれて、アドバイスしてくれますが、やさしくべったりというわけではありません。授業の中では、根拠が薄い部分があると「とことん突っ込まれます」ので、自分の意見をきちんと整理しておかないといけません。大変ではありますが、仲間のサポートやフォローもあり、結果的には理解を深め良い学びとなっています。(2年生)
先生の別の授業、心理学実験実習で箱庭療法をグループで体験したことがあります。自分は個性派だと思っていたのですが、意外と「ひと」に合わせる一面ももっていることに気が付きました。この学科で心理学を学び、「ひと」に関して学ぶことによって、「自分のこと」も見えてくるのだと気づきました。(2年生)
担当教員から
この授業では、参加者同士が積極的にディスカッションする機会を大事にしています。最初は人前で話すのが苦手な学生さんもいらっしゃいますが、1年も経つと、みなお互いの個性を理解し、それを尊重しながら、積極的にアイディアを出し合い、教員が発言する出番がぐっと少なくなります。またこのゼミは、人数的に余裕がある場合、意欲的でゼミのルールを守れれるのであれば、他の学年のゼミ生をはじめ、ゲストの学生も参加できるシステムをとっているので、授業内容以外の面から、刺激を受けたり、学んだりすることも多いようです。