MY THEME
柴﨑 壮真さん
自分のやりたいこと好きなことが
見つかりました
新型コロナウイルスの流行で
就職へと意識が向いた
就職は大学1年生の秋あたりから意識していました。この年の春に新型コロナウイルスの流行が始まり、外にも出れず、私は毎日ニュースを見て過ごしていました。どんどん社会が大変なことになっていくのを目の当たりにして、自分の人生においても楽観はできないと感じました。特に就職に関しては少しでも早く動き出した方が良いという焦燥感がありました。とはいえ就職活動には不安もありました。言葉では知っていても実際何をすればいいのか分からず、また漠然としているが故に誰かに相談するにしてもハードルがあると感じていました。
キャリアサポートセンターが
就職活動への不安を一掃
その不安を払拭してくれたのがキャリアサポートセンターでした。入学当初、なんとなく公務員を目指そうと思っていたのですが、改めて自分の人生を考えてみると、本当に公務員でいいのか分からなくなりました。自分のやりたいことが見えない。その閉塞感から大学2年生の時にキャリアサポートセンターに相談に行きました。キャリアサポートセンターは学科ごとに専任のキャリアカウンセラーがいます。私が所属する政治経済学科のキャリアカウンセラーに、社会状況や就職活動への不安、将来自分のやりたいことが見つからないことなどを相談しました。キャリアカウンセラーは相談の中で、私のこれまでの人生から自分では気づいてない私の興味関心を引き出し、「こういう仕事がある」「こういう業界はどう?」と勧めてくれました。とても前向きな気持ちになれましたし、なにより私の不安を理解してくれたのが嬉しかったです。こんなにも大学がサポートしてくれるとは実際動いてみるまで想像もできませんでした。そして、その時いただいた提案が今の就職活動につながっています。
目指す仕事が明確になった
最初に興味を持って応募した会社は企業信用調査の会社2社でした。企業間で取引をする場合、契約書を結んでいても、本当に払えるだけのお金があるとは限りません。本当に安心して取引できる会社かを企業に変わって調査もしくはデータベースから情報を抽出するのが企業信用調査会社です。ただ選考がうまくいかず、今は信用保証協会への就職を目指しています。信用保証協会とは企業が銀行からお金を借りる際、その企業を調査することで返済能力を保証する会社です。企業信用調査や信用保証協会は、いずれも疑うためではなく信じるために調査をし、それによって人や企業を助ける仕事だと思っています。そのスタンスと人を助けるということが昔から好きだったので、これらの業界を目指すようになりました。
就職活動を通じて主体性や積極性が育った
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、自ら動かなければと思えたことに加え、キャリアサポートセンターの方々がその思いを受け止めてサポートしてくれたことで、主体性や積極性が育った実感があります。やりたいことを見失ったところから始まり、自分で何がしたいのかを考え将来を決められるようになれたのはまさにそのおかげです。また、他の学生より早い時期に就職活動を始めた私にもペースを合わせてサポートしてくれました。聖学院大学は一人ひとりをちゃんと見て、その学生のペースに合わせて成長させてくれる大学だと思います。