聖学院大学での経験から生まれた、ベトナム料理で自国の文化を伝える夢!

政治経済学科4年生 グエン ティ ガン さん

政治経済学科4年生 グエン ティ ガン さん

テレビドラマを題材に中小企業を学ぶ

通っていた日本語学校の先生の勧めもあり、聖学院大学に入学しました。日本語で政治学や経済学の授業を受けるのは難しいですが、どれも面白く、普通に日本にいたら分からないことを知ることができるのも興味深いです。特に印象的だったのは、町工場を舞台にした人気テレビドラマを鑑賞しながら中小企業に関わる問題を考える講義。教科書を読んでからドラマを観るので、知識がスムーズに頭に入ってきました。日本企業の99%は中小企業。その特徴や強み、弱み、課題を知ることは日本の経済を知ることにもなると思います。一方で、大変だったのは日本語でのレポート制作です。専門用語は辞書を引いてもなかなか理解できなくて苦労しましたが、ラーニングセンターや、先生方に親身になって指導していただき、今では高評価をもらえるようになりました。

ベトナム料理店を出したいという夢

聖学院大学で幅広く学ぶうちに、将来の夢もできました。一年生の秋にあった大学の地元地域で行われたお祭りで、留学生チームでベトナム料理の屋台を出した時、お客さんから「おいしい」「ベトナムに行ってみたい」と言ってもらえたことがとてもうれしくて、日本でベトナム料理店を開きたい、と思うようになったんです。授業や日商簿記検定2級取得のための勉強などで得た、経営や起業に関する知識を活かしていきたいです。また、日本語や日本文化をもっと理解したくなり、他学部の講義を受けられる制度を活用して3年生からは日本語学科の授業も受けています。留学生日本語弁論大会にも出場、日本のおもてなしについて話し、日本語教育委員長賞をいただきました。これからも両国の特色を学び、夢を実現できた時には、料理を通してベトナムの文化を皆さんに知ってもらえたらと思います。