平和学という新しい学問と出会い、SDGsの活動に取り組むように!

政治経済学科4年 河地 佑太 さん

政治経済学科4年 河地 佑太 さん

公務員を志望して入学

政治経済学部政治経済学科に進んだきっかけは、子どもの頃から公務員の仕事に興味を持っていたためです。行政職の基本は法令です。入学後は、法学を中心に、公務員の仕事として憧れがあったまちづくりに関連した分野の科目を履修しました。政治学や経済学、社会学や経営学、情報学など、幅広く学ぶうちに、各分野で抱える課題を考えるようになりました。視野もグローバルに広がり、2年次に平和学を研究するゼミを選択。平和学は学際領域にある比較的新しい学問なので、学説が確立されていない課題が多く、未解決な問題に取り組んでいるという充実感がありました。さらに、多面的な知識を必要とする点では、公務員の仕事に通じると感じました。

学生の立場で団体を立ち上げ

聖学院大学の特長の一つは、ボランティアに取り組みやすい環境が整っていること。平和学を専攻する私は、大学が共鳴を表すSDGsに直結した活動に取り組みたいと、新たに「Petite Arche(プチ・アルシュ)」という団体を仲間と立ち上げました。「Arche」とは箱船ということ。小さくとも自分たちの舟で、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に近付きたいという思いを込めて名付けました。学長に活動を直接アピールできたのは、先生との距離が近い聖学院大学ならでは。学内で開催予定だったイベントも、国連WFPの仲介を受けて他大学と連携する計画に発展しました。入学時には想像もしなかったように、自分の大学生活は広がり続けています。