私は中国にある日本関係の専門図書館に勤める中国人です。図書館に勤めて1年に満たない私は、司書講習を受講する前、不安で落ち着きませんでした。日本人の受講生でも大変だと思われる講習に参加し、外国人かつ素人として乗り切ることができるか心配だったからです。 実際の講習は、暑い時期に、だいぶん忘れた日本語を取り戻しながら、ゼロから図書館の専門知識を学んでいきました。それは苦しくて、辛いといえるほどの経験でした。しかし一方では、それほど恐れることはありませんでした。信念を持てば苦しさや辛さを乗り切れ、努力すれば理想的な成果を収めると考えていたからです。 静かなキャンパス、そろった教学施設、また助け合って苦楽を共にした受講生の皆さん、お世話になった事務局の方々、教え方が丁寧でかつ細かなご配慮をくださった教員の方々、すべて欠かせない宝です。すごく感謝いたします。
(女性・40歳代・専門図書館勤務)
「毎日が新鮮だった司書講習」
この講習を通して、利用者の方が望む情報を図書館員としての観点から考える「力」が 必要だということを痛感しました。 現在では、プライバシーの問題で利用者の方との距離のとり方が難しくなっています。 その事に少し寂しさを感じますがその中でいかに利用者の方が必要としている情報を的確に提供できるかが「カギ」となることを学びました。
(女性・20歳代・図書館勤務)