本学の「新経済支援対策」が、日経キャリアマガジン「親と子のかしこい大学選び 2012年度版」(2011年6月9日発行)にて紹介されました。ここにご紹介します。
(転載許可をいただきました)
聖学院大学キャンパスプラン自立支援制度・新奨学金制度
専門家による家計相談&奨学金制度の拡充で、学生の自立を経済的に支援
少人数教育を特色とし、一人ひとりの学生に対する「面倒見の良さ」に定評があるのが、聖学院大学です。
同大学では経済的に予期せぬ困難に陥った学生に対し、自力で卒業するためのさまざまな支援制度を用意しています。
聖学院大学の教育費サポート制度(クリックすると拡大表示されます)
少人数制教育を徹底し、学生に対する面倒見が行き届いた大学として知られるのが、聖学院大学です。同校では以前から経済的に予期せぬ状況に陥った学生へのサポートを積極的に行っており、経済的問題を抱える学生の自立を支援し、学業を全うできる制度の構築を目指しています。
金融危機に対する緊急支援としては、2009年度の入学生向けに入学金免除の「特別入試」を実施したほか、学費納入を4分割できる制度を導入。加えて在学生に対しても、「キャンパスプラン自立支援制度」「新奨学金制度」の二つを柱とする支援制度を創設しました。10年度からはこの制度をさらに拡充し、一般、AO入試など多くの入試が入学金免除制度の対象試験に指定され、学費も審査により12分割ができるようになりました。これら進学時の支援に加え、修学中の学生に対しても、「キャンパスプラン自立支援制度」「ラーニングサポート制度」の二つを柱とする支援制度を実施。入学から卒業まで、学生を経済的に支援できる仕組みです。
東日本大震災でも、受験生には大学進学の夢をあきらめないでほしいと考え、11年度特別入試制度と緊急経済支援措置を設けて入試を実施しました。被災した受験生は、被災の状況により最大で入学金の免除と1年間の授業料全額免除が受けられます。
キャンパスプラン自立支援制度とは、自ら学費を捻出しようとする学生を支援するための枠組みです。多重債務者の生活再生などに実績のある一般社団法人生活サポート基金に業務を委託し、同基金の専門家による家計相談や家計シミュレーションなどのサポートを行います。合わせて大学サイドでも、履修計画書および返済計画書の提出を条件とする学費の貸与等を実施します。この制度の特徴を、同校広報センターの山下研一所長は次のように説明します。
「単に資金面での助言をするだけでなく、家計の改善や生活設計にまで踏み込んでサポートをするのがこの制度の大きな特徴です。一時的に経済問題を解決するのではなく、在学中、そして卒業後の生活も考慮したうえで、学生の自立を支援します」
もう一つの柱である「ラーニングサポート制度」は、1年生を対象に、年間の授業料の30%を学納金より減免するものです。また、家計の急変で緊急に経済支援が必要になった学生に対して、授業料を給付または貸与(無利子)する後援会修学援助奨学金制度が、全学生を対象として設けられています。貸与の場合、返還は卒業後5年以内となっていますので、社会に出てからの変換が可能です。「将来的に目指しているのは、家計が急変した場合でも、学生が自分の力で大学を卒業できるようにすることです。当校は面倒見のよい大学を標榜しており、学生に対する経済支援も今後、より手厚くしていきたいと考えています」(山下所長)
また学生は、経済的な問題をだれに相談すればいいか悩んでしまうこともあります。同校では、「大学生活インフォメーションルーム」を設置し、学生からのあらゆる相談に対し、コンシェルジュ的にアドバイスを行う担当教員を置いています。こうした取り組みにも、同校の「面倒見のよさ」が表れています。
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