ボランティアでわかった“私らしさ”が自信につながりました!

心理福祉学科 4年生 榎本 愛香 さん

心理福祉学科 4年生 榎本 愛香 さん

大学で気づいた福祉の魅力

高校生のころ「自分はどんな人間なんだろう?」とよく考えていて、それを知りたくて心理に興味を持ちました。聖学院大学に決めたのは、優しい雰囲気に惹かれたから。入学してから、福祉の「人に寄りそう姿勢」に魅力を感じて、今は福祉分野で就職を希望しています。授業で福祉の現状を学び、今までぼんやりと“困っている人を助ける仕事”というだけだったイメージも変わってきました。精神保健福祉士の授業で聞いたアルコール依存症のお母さんとその子どものケースなど、想像もつかない“複雑な状況にいる方に寄りそうこと”について、より具体的に考えられる力がついたと思います。授業をきっかけに、福祉のリアルな姿を知ることができました。また、新しくできた友だちに精神障害があったことで障害や福祉を自分ごととしてとらえるようになり、さらに福祉への思いが強くなりました。心理で学んだことを福祉でも活かしていきたいです。友だちと出会ったことにも意味があると思うので、笑顔でいるお手伝いができれば、と思います。

二つのボランティアでわかってきた
“自分の役割”

1年次のボランティア概論の授業で「ボランティアを通じて人を信頼する気持ちが強くなった」という話を聞き、私もやってみたい、と思うようになりました。でもまったくの未経験で、人前で話すのも苦手。ボランティアセンターに相談し、合った活動が見つかるまでサポートしていただけました。1年生から続けている子育て支援施設と協力して活動する子育てボランティアの“いろとりどり”も、ボランティアセンターの後押しで始めたもの。見守られていることが活動の原動力にもなっています。2年生からは学生をサポートする“サポメン!”も始めました。もともと絵を描くことが好きだったので、イベントのチラシ作りや、ボランティアセンター10周年記念のロゴデザインもしています。いろいろな活動を通して自分の得意なこと、不得意なことを自覚し、他の人と補い合える信頼関係を知りました。集団の中の自分の役割がわかったのも大きな成果。聖学院大学での日々を通して、自分は“さりげない縁の下の力持ちだ”ということがわかってきたと思います。