小学校の先生になるか保育士になるか迷っていましたが、「いづみ幼稚園」に実習に伺った時、先生たちが子どもをひきつける様子を見て「ぜひここで働きたい」という気持ちになりました。授業では「絵本づくり」や「指導法」ばかりでなく、おもちゃの歴史や変遷、言葉の由来など、児童学の奥深さを知りました。
オープンキャンパスの雰囲気がとてもよい大学でした。先生が身近で面倒見が良いことは評判通りでした。在学中は女子ラクロス部に所属。ゼミや実習の経験も今に役立っています。「私は仲間と先生に恵まれた保育士です」と自分のことを紹介します。
毎日『教職支援センター』に集まり、外が真っ暗になるまで勉強。
同じ目標をめざす仲間と励まし合いながら勉強を続けました。
3年生のとき大学の推薦で埼玉県教員養成セミナーを受講し、特別選考で採用試験に合格しました。仲間がいたからがんばれました。
就職して2年目に年少クラスの担任に。泣いている子どもたちを前に途方に暮れた日もありましたが、子どもたちの成長とともに、いくつもの壁を乗り越えてきました。憧れていた幼稚園の先生という仕事が、これほどの喜びや感動を味わえるとは想像していませんでした。
在学中は小学校の教員を目指していましたが、ある授業で災害について学んだことをきっかけに、災害から子どもたちを守りたい!と進路変更をしました。遅めの進路変更でしたが、大学の公務員試験対策講座を利用し、先生方にも直前まで指導いただき、試験に合格できました。
児童学科はキリスト教の子ども観や教育観を基礎に、保育・教育、心理、文化、福祉などのさまざまな角度から児童学を学び、子どもたちの「育ち」にふさわしい環境をつくることができる実践者を育成します。子どもに寄り添いながら、その思いを深く理解し、子どもとその家族のよきパートナーとなる幼稚園教諭、保育士、小学校教諭になることをめざします。
児童学科では、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、小学校教諭一種免許状の3つの資格を取得することができます。学生の学習室としても利用される教職支援センターには豊かな実践経験をもつ専門の教員が常駐し、最新の採用状況などさまざまな情報提供を行っています。
学外実習の前に附属小学校などを見学し、子どもの活動場面の見方、記録の方法やまとめ方、さらには実習時のマナーについて学び、事前の準備をしっかりと行います。
「児童学概論」「児童文化論」「児童文学」など、特徴ある専門科目で、たっぷり専門学を学びます。そのような学びを経て、子ども一人ひとりの違いと面白さに目が開かれるようになります。子どもの特徴を踏まえて、子どもの気持ちを汲み、その子らしさが伸ばせる環境や方法を工夫する力が育まれます。児童学を学んで、養成課程を修めると、子どもにとっての「いい先生」になれるのです。
児童文化Aでは絵本や紙芝居、玩具、子どもの食、衣服など、子どもをとりまく文化社会について学び、かつ子ども目線でそれらを捉えます。 児童文化Bは、“遊び”という観点から子どもを理解しようとする学びです。今の若者は子どもの頃に十分に“遊び込む”という経験をしていません。そのため子どもと一緒になって遊ぶということがなかなかできない。そこで、理論的にも体験的にも“遊び”を習得することを目的としています。
小学校の教員になるにはピアノの修得が必要ですが、誰もが幼少時からピアノを習っているわけではありません。そのため、不安に思う学生も多いでしょう。 聖学院大学はピアノの授業も充実していますし、練習場所(ピアノ、オルガン全63台設置)も整っています。初心者でも意欲さえあれば心配にはおよびません。
お世話になった実習先へのお礼状や指導案など、実際に現場で必要とされる実用的な文章力を指導します。もちろん、文字の書き方の指導も行います。先生が書く文字は子どもにとって基準です。正しくきれいな字が書けるよう、教職支援センターでベテランの教員が丁寧に指導します。どの学生も4年間で驚くほど上達しています。
児童学科では幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、小学校教諭一種免許状のほか、様々な資格取得のためのサポートがあります。