福祉という言葉には、社会保障や障害者支援、高齢者支援などいわゆる福祉サービスを指す以外にも、「幸福」や「豊かさ」という意味があります。そしてその幸せを達成するための仕組みを「社会福祉」と言います。幸せを追い求める気持ちや、人を支えたい、助けたいという気持ちは、誰もが少なからず持っており、人々が共に生きる社会においてお互いが支え合っていく「共生」という概念になります。わたしたちにとって「社会福祉」は身近な存在です。「原理」や「政策」など難しい言葉にとらわれがちですが、社会福祉の歴史や仕組みを知る中で一緒に考えていければと思います。
聖学院大学心理福祉学部心理福祉学科では、毎年国家試験対策講座が実施され、社会福祉士や精神保健福祉士を目指す学生たちが受講しています。先日講座を見学する機会がありましたが、講師の先生の「ここ出ます!!」の言葉に、学生たちが身を乗り出していたのが印象的でした!聖学院大学心理福祉学部心理福祉学科では、授業のほかにこのような手厚いサポートが多くあり、資格を取得したい学生たちにとって、学びやすい環境を整えています。
元田先生の「社会福祉の原理と政策」では、日本の社会福祉の歴史や現代における社会問題とその背景などを学ぶことができます。また日本だけではなく世界各国の福祉政策についても学ぶことで、幅広い視点から社会福祉について考えることができます。
「福祉」という言葉としてはよく聞くけれども、詳しくは知らない…という方も少なくないと思います。「福祉」とは人々が生きている限り誰もが関わる可能性がある分野です。そのような身近な存在であり、人々の生活に寄り添う「福祉」について一緒に学びましょう。
この科目では、社会福祉の歴史や現在日本で起きている社会問題について学ぶことができます。特に、国家資格である「社会福祉士」「精神保健福祉士」の指定科目となっているため、将来福祉に携わる仕事がしたいと考えている方には大切な科目となります。私は、社会福祉士資格を取得し、現在、福祉の現場で勤務していますが、この科目を履修したことにより社会福祉の全体像が見え、自身が今何に貢献するべきなのか知ることができ、仕事に対するモチベーションにも繋がっています。福祉に関する知識が少ない方でもわかるように、先生が優しく教えてくださるので、安心して受講してください。