報告レポート:心理福祉学科AH企画「ベテランソーシャルワーカーからのメッセージ」

報告レポート

2022年1月17日更新

2021年12月22日のアセンブリーアワー(※)にて心理福祉学科主催の講演「ベテランソーシャルワーカーからのメッセージ」がオンラインにて行われ、約140名の学生が参加しました。

本講演ではソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)として活躍されている早坂由美子さんと廣江仁さんを講師として招き、ソーシャルワーカーという職の有り様や意義について、特に、スクールソーシャルワーカーの仕事や、子ども虐待の防止や対応の事例を交えて実践的にお話しいただきました。

本学の心理福祉学科では社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験受験資格の取得を目指す学生も多く、特に一年生にとって進路を考える貴重な機会となりました。

講演の最後には質疑応答の時間もあり、現場実習を終えた上級生を含めて多くの学生が質問や感想を寄せました。


※アセンブリアワー
聖学院大学の特色ある教育プログラムです。社会で話題となる問題に最前線で取り組む方や、その分野の専門家を講師として招き、知識や多様な価値観を養う講演やイベントを実施します。

早坂 由美子さん
早坂 由美子さん
廣江 仁さん
廣江 仁さん

最後に学生へのメッセージとして講師のお二人から以下のような言葉が届けられました。

早坂さん
「(学生のみなさんは)まだ仕事をしていないので自信が無くて当然。関心のあることに取り組んでみて欲しい。」
廣江さん
「みなさんは可能性に溢れている。全員がソーシャルワーカーになることはない。その上でソーシャルワーカーになってもらえたら嬉しい。また、ソーシャルワーカーにならなくても福祉のことを理解した偏見のない大人になってほしい。」

講演者プロフィール

  • 早坂 由美子さん
    北里大学病院に医療ソーシャルワーカーとして就職。現在トータルサポートセンター課長補佐。医療機関における児童虐待の予防、対応に力を注いできた。2014年度に労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室に研修生として在籍。2015年5月~2021年5月まで公益社団法人日本医療社会福祉協会会長を務めた。現在、相模原市社会福祉審議会児童相談所措置部会委員。認定医療社会福祉士、認定社会福祉士(医療分野)、精神保健福祉士。
  • 廣江 仁さん
    井之頭病院、就労支援センターMEW、社会福祉法人養和会 勤務。非常勤として鳥取県米子市内の高校、高専のスクールソーシャルワーカー及びスーパーバイザー、島根大学人間科学部講師等を担う。厚労省「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」構築支援事業広域アドバイザー、鳥取県西部障害者自立支援協議会会長。2020年6月より日本精神保健福祉士協会副会長、研修センター長。本学非常勤講師歴あり。

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