報告レポート:2022年度 聖学院大学創立記念講演会を開催しました

報告レポート

2022年10月25日更新

2022年10月12日に本学チャペルにて創立記念講演会が開催され、清水正之学長が「開くことと閉じること-当事者とはだれか-」という題で講演しました。

当日は学生と教職員およそ60名が講演に耳を傾けました。

学長は社会が変動し、価値が多元化した現在を省み、そこにおけるキリスト教の意義を以下のように述べられました。

「現代社会には、60年代以降の様々な社会変化や、自己決定権、環境倫理、ジェンダーといった多様な価値が出現したために、主体(=当事者)が一体何なのか、誰なのかが揺らいでいるという問題がある。こうした状況を踏まえてキリスト教の愛を再考してみると、キリスト教には「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい」という黄金律とも言える教えと、「自分がして欲しくないことを人にしてはならない」という道徳があることがわかる。そして、この2つを人間の中心に据え置き、相互作用させることによって、主体としての当事者性が生成されるのではないかと考える。また、ミッションスクールの現在の意義、そして建学の精神の再認識はキリスト教の思想を元にした当事者性の創造に見出せるのではないか。」

【動画】講演「開くことと閉じること-当事者とはだれか-」

2022年度 聖学院大学創立記念講演会

2022年10月12日に本学チャペルにて創立記念講演会が開催され、清水正之学長が「開くことと閉じること-当事者とはだれか-」という題で講演しました。

【写真】当日の様子

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