報告レポート：2021年度ボランティア・まちづくり活動助成金審査会

報告レポート

2021年7月16日更新

2021年6月26日(土)に聖学院大学にてボランティア・まちづくり活動助成金審査会が行われました。
従来は公開審査会として実施していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症対応のため関係者のみでの開催となりました。

本審査会は大学同窓会の支援を受けて2015年より実施しており、学生たちが活動を行う上で必要な経済的支援を求め、プレゼンテーションを行うものです。
今年度は6団体が申請し、審査会にて無事全団体の助成が決定しました。

また、2019年度に続き上尾市社会福祉協議会との共催で赤い羽根募金の助成があり、地元、上尾市立上尾南中学校の生徒4名が審査員として参加しました。
中学生審査員からは学生に向けて多くの質問が投げかけられ、盛況を収めました。

コロナ禍で学生たちの活動にも制約がかかる状況ですが、そのような中でも助成金を活用し前に進むという学生の姿勢を感じ取れる審査会となりました。

申請団体紹介

• いろとりどり

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　Zoomを通して、乳幼児期～幼稚園時期の子ども達と、その保護者の皆さまと繋がり、レクリエーションを行います。コロナ禍でも、「今、出来ることは何か」を精一杯考え尽力しています。
  　活動させて頂いているのは、認定NPO法人彩の子ネットワークが運営する子育て支援施設、上尾市つどいの広場「あそぼうよ」、さいたま市子育て支援センター「みぬま」の２か所です。彩の子ネットワークの掲げる“願い”の１つ、「地域での子育てネットワークの実現」に、大学生として大きく貢献出来る活動です。
  
    

• 聖学院大学ボランティアアソシエーション・GRACE

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　聖学院大学の建学の精神に則り、埼玉県内の児童養護施設、特別養護老人ホーム、障がい者支援施設等を訪れ、交流活動を行っています。
  　また、地域のイベントにボランティアとして参加し、自分たちの暮らしている地域がどんな活動をしているかを知ると同時に、地元の人々との関わりを通して、自分の暮らしている地域に愛着を持ち、そこに住んでいる一員として活動に貢献します。
  　現在は、コロナ禍に対応するための新しいボランティアのカタチを模索しています。
  
    

• あそび場オンラインプロジェクト

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　新型コロナウイルス感染症拡大の中、行動の自粛やイベントの中止が相次ぐことによって、子ども達にとっても楽しい活動が少ない状態が続いています。学生も対面での活動に制限があり、直接子ども達と関わることが難しい状況となっています。このような状況下でもオンラインツールを用いることによって交流の機会を作り、楽しい時間を過ごしてもらえるようなレクリエーションを企画して、子ども達とオンライン上で交流しています。
  
    

• チーム防災教室

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　小学校や中学校で防災についての授業を行い、生徒たちに今後くるであろう災害に備えてもらうためのきっかけ作りを提供しています。
  
  

• みつけたかおのものがたり～どこでもえほんプロジェクト～

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　新型コロナウイルス感染症により、保育園や児童福祉施設などでの子どもたちの活動が制限され、子どもたちにとっての新鮮な活動が大幅に減少しています。そこで私たちはプレゼンテーションソフトであるパワーポイントを活用した絵本（以下、PP絵本）を制作して、オンラインでの読み聞かせ活動を行っています。
  　距離に関係なく繋がれるというPP絵本の特徴を生かして、これまで以上に地域に縛られずに、被災地の方々や、言語の違う人にもこの活動を提供できるようにしたいと考えています。
  
   

• Petit Arche

  
  ＊学生による団体紹介（概要）
  　本団体は2019年に発足されたSDGs食堂寄付メニュープロジェクトに関わった学生を中心に立ち上げた団体です。団体名｢Petite Arche｣は”小さな方舟”を意味しており、メンバー一人一人の力を合わせ、目の前の問題の解決を目指すことで”ノアの方舟”のように｢誰一人取り残さない｣SDGsの考える世界へ最初の1歩を踏み出すというメンバーの意志に由来します。また、SDGsを学生目線で考え、行動に移すことで多くの学生が自分ごととして考えられる環境をつくり、SDGsは誰もが取り組めるものであると広めることを目的としています。本年度は昨年に引き続き、Goal 12「つくる責任、つかう責任」を身近なところで考えていきます。
  
      

当日の様子(写真)