授業レポート:学生が「コロナ禍川柳」を作成

授業レポート

「職業人生と健康」「キャリアデザイン」を受講した学生たちが、コロナ禍をテーマに、春学期を終える今の気持ちを川柳にしました。
授業を担当された奥 富美子先生のメッセージとともに、ご紹介します。

 「コロナ禍川柳」を紹介します。
 これは、私が担当する「職業人生と健康」「キャリアデザイン(A用)」「キャリアデザイン(J用)」を受講した学生のみなさんの作品です。コロナ禍に過ごす私たち、春学期を終える今の気持ちを川柳にしました。留学生のみなさんも苦心して作ってくれました。
 川柳を読んで、聖学院大学で学び合う仲間がいることを思い出してください。「大変なのは自分だけじゃなかったんだ。似たようなことしている人がいるんだ。わかるわかる。私も同じ」などと感じることがあるのではないでしょうか。

 オンライン授業に不安を感じながらの春学期だったことと思います。一人でPCに向かう毎日を過ごしたことでしょう。教室でクラスメートと対面し、語り合い、笑い合い、お互いに刺激を受けつつ学び合う機会を持てませんでした。それでも、なんとか春学期を終えることができました。頑張りました。「よくやった、私」と自分をねぎらってください。
作品を提供してくださった学生のみなさんに感謝いたします。

 学生のみなさんには、夏休み期間中も、ビデオ会議などのオンラインシステムを有効活用して、人とかかわること、対話することを忘れないようにしてほしいです。健康に留意してお過ごしください。元気に秋学期を迎えましょう。
(奥 富美子)


 

関連情報【授業紹介】

「職業人生と健康」(教養科目・総合科目)

「心身ともに健康を保つ。その当事者は自分である」ことについて、その考え方や方法を学ぶ科目です。
大学卒業後、ほとんどの人が「職業人生(働く)」をスタートさせます。大学院やその他学習機関に進んだとしても、その先では「職業人生」が始まります。「職業人生」を歩んでいくと、うれしいこともあれば困ることもあり、様々なことに遭遇し刺激を受けます。どんなにハードな仕事の日々でも、健康を害することなく、イキイキと楽しく働いているときには、「自分が変化し、成長している」と実感します。
その一方で、「働く社会」においては初めての経験が多く、疲れて心身のバランスを崩すこともあるでしょう。「働く社会」には「ペーパーテスト100満点」のような正解がありません。「自分で考え、決断し、行動する」「創造する」ことが求められます。これまで経験してきた人間関係や環境に新しいものが加わり、学生時代とは比べ物にならないほど大きく広がっていくため、戸惑ったり悩んだりするのは当然のことです。そんなとき、自分を労わることを忘れてはなりません。
「職業人生」に費やす時間は長いからこそ、健康で過ごしたいものです。自分を労わる方法、どんなことに遭遇しても、自分なりに「元気で居続ける」ための方法を修得します。

「キャリアデザイン」(基礎科目)

自分自身のこれまでと今をみつめ、将来をどう設計していくかを考えることがキャリアデザインです。この科目では、キャリア(=学生生活、家庭生活を含め、卒業後の職業生活を加えた生き方)について考え、生涯にわたる自分自身のキャリアをデザインするうえで必要な考え方を、理論と実践とで学びます。
大学卒業後に過ごす社会には正解がありません。自分で考え、自分で決断し、自分で行動する人が求められています。キャリアの主人公は自分自身であることを意識しながら社会人基礎力を養い、将来職業に就き社会で活動するための準備をします。
自分に興味を持ち、ペアワークやグループワークでの他者からのフィードバックも参考にしながら「自分らしさ」を追求し自信につなげていきましょう。大学生活においても、卒業後の将来においても発揮できる自分の魅力を明らかにし、言語化して表現することを目指します。

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