心理福祉学部・大橋教授の研究にマツダ財団から助成金

心理福祉学部・大橋良枝教授が代表として取り組む共同研究が、マツダ財団から、第34回(2018年度)マツダ研究助成(青少年健全育成関係)に選出されました。

贈呈式が行われました

心理福祉学部・大橋良枝教授が代表として取り組む共同研究<乳幼児期子育てにおける「こどもの憤怒・反抗」に対峙する養育者への支援>が、このほど公益財団法人マツダ財団(広島県安芸郡)から、第34回(2018年度)マツダ研究助成(青少年健全育成関係)に選出されました。

10月11日、本学を訪れたマツダ財団・井上紀文事務局長代理から、大橋教授に贈呈書が手渡されました。

(左から)心理福祉学部長・古谷野教授、大橋教授、マツダ財団・井上紀文事務局長代理
(左から)心理福祉学部長・古谷野教授、大橋教授、マツダ財団・井上紀文事務局長代理

研究内容
乳幼児期子育てにおける「こどもの憤怒・反抗」に対峙する養育者への支援

子育て中の母親が孤立する現代的な理由の1つに,青年期精神発達の未熟性から子供や自分の怒りを回避する群の増加がある。研究代表者らは自らの怒りに向き合い表現することが,孤立状態から脱し主体性や自尊心を取り戻すのに寄与するのをこれまでに見出してきた。本研究ではそれらの知見を活かし,乳幼児期子育ての中で困難を感じながらも不必要に孤立している青年期心性の強い母親たちを支援に繋ぎ,同時に精神的成熟に導くプロセスを「怒り」の視点から描くことを目的とし,複数事例研究及び実験的事例研究を行う。

今回、マツダ研究助成の青少年健全育成関係部門で採択された6件のうち、時代が求めている研究として非常に評価が高く最も高額の助成と明かされた大橋教授。「現在取り組んでいる研究を支援者支援の原理として発展させようとしている研究の一つでもありますが、支援者をどう支援するかの研究や論文はまだまだ少ないことから、評価いただけてとても嬉しく励みになります。ぜひ成果を出したいです。」と話しました。

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