【報告レポート】復興支援ボランティアスタディツアー「よいさっ!プロジェクト」

復興支援ボランティアチームSAVEメンバーによるレポートをご紹介します。

「よいさっ!プロジェクト」ツアー報告

こんにちは!聖学院大学復興支援ボランティアチームのプロジェクトリーダーの2年の大川です。

みなさん、ツアーお疲れ様でした!
みなさんのおかげで何事もなくよいさープロジェクト大成功で終えることができました。本当にありがとうございました!
遅くなりましたが、これから、ツアーの報告をしていきたいと思います。

8月8(金)~11日(月)の3泊4日のスタディーツアー「よいさっ!プロジェクト」を主催し、岩手県釜石市に行ってきました。
桜プロジェクトと同様に学生とボランティア支援課のみなさんとミーティングを重ねてツアーを企画してきました。
だた、桜プロジェクトと違う点があり、それは今回のツアーには聖学院大学の学生だけでなく、常盤高校の学生も参加しました!
他学校の学生が参加するのは初めてのことだったので、新しい試みだと思いました。

ツアー参加の学生たち
ツアー参加の学生たち

ツアーでの主な内容は、
 ・女将さんのお話
 ・柏崎さんのお話
 ・震災学習列車
 ・被災地見学
 ・よいさー祭り
 ・かまっこ★あそびーらんど
 ・振り返りの会
 ・鉄の歴史館   です。

今回は、桜プロジェクトが終わって少し経ってからのプロジェクトだったので、大変な部分もたくさんありましたが、復興に関心を持った36名の学生と11名の教職員、計47名でバスを出しました。

  • 事前学習会
    事前学習会では、聖学院大学の学生と常盤高校の学生を交ぜた10個のグループを作って行いました。
    当時の映像をいくつか見てグループディスカッションを行い、それぞれ感じたこと、考えたことを話し合いました。

「よいさっ!プロジェクト」事前学習~「釜石よ­いさ」の練習

聖学院大学は県立常盤高等学校と連携。岩手県釜石市に行き、ボランティアスタディツアー「よいさっ!プロジェクト」を行いました。事前に大学生と高校生が集まり、「釜石よ­いさ」の踊りを練習しました。

  • 女将さんのお話
    女将さんのお話では、震災前と後の大槌湾の写真をスライドで説明をしてくれました。また、2019年に行われる予定のラグビーワールドカップについてのお話もしてくれました。
  • 柏崎さんのお話
    柏崎さんのお話では、震災の体験と震災後の対応について話をしてくれました。プリントとスライドを使って説明をしてくださったのですが、自分の中では少し難しく感じました。でも、震災後の対応についてはすごく勉強なりました。
  • 震災学習列車
    今年の4、5月辺りに、釜石駅~盛駅間に電車が開通しました。前回まではバスの中からでしか見れなかった景色が、電車に乗ることによって見れる景色もあったので、また新たな釜石市が見れました。電車の中では駅長さんが一駅一駅の説明してくださったり、外の風景を見ながらの説明もあったので、イメージがしやすかったです。
  • 被災地見学
    被災地見学では、大船渡市内→唐丹町津波石碑→大槌役場→鵜住居地区防災センター跡地→鵜住居駅の順番で見学しました。私は石碑の見学が印象に残っています。
    小学生、中学生の子達の言葉が石碑に刻んでありました。
    「海が怖い、もう来ないで欲しい」
    「悲しくて前を向けないときは無理をせず横を向いてみてください。いつでも家族や仲間が一緒にいます。」
    「一日一日を大切にしよう。」
    など、それぞれの思いが書いてあり、家族や仲間の存在、1日1日の大切さなどを考えるようになりました。
  • よいさー祭り
    よいさーでは、生憎の雨でした。よいさーが始まる前までは中止になるのかなぁと思いましたが、決行されました。踊る前はみんなで気合いを入れるために円陣を組んで、聖学院大学の学生と常盤高校の学生の距離がまた、いっそう縮まった感じがしました。
    よいさーの踊りは3列になって踊り、私は列の後ろの方でしたが、みんなが踊っている姿が見れて、良かったと思いましたし、練習した成果が出ていると感じられました。雨の中のお祭りもすごく新鮮でいいなぁ~と思いました。あと、みんなが風邪を引かなくてよかったです。
釜石よいさ 本番の様子
釜石よいさ 本番の様子
  • かまっこ★あそびーらんど
    桜プロジェクトと同じように、子供たちが思いっきり遊べる場所を提供したいという思いが実現したのかなぁと思いました。
    今回は、桜プロジェクトの時に行った動くコーナー、作るコーナー以外にも、スタンプラリーコーナーとママカフェコーナーも作り、4つコーナーで子供たち、また大人たちにも楽しんでもらおうとプログラムをたてました。
    動くコーナーは、だるまさんがころんだ、大縄、
    作るコーナーは、マラカス作り、巨大お絵かき、
    スタンプラリーコーナーは、段ボールで作った魚釣り、わなげ、的当て、工作
    ママカフェでは、常盤高校の学生たちが手揉みマッサージをする
    といったような遊びを行いました。

    かまっこ★あそびーらんどもよいさー祭り同様、雨だったのですが、子供たちが数十人来てくれました。
    みんなそれぞれのコーナーに行って楽しく遊んでいました。
    最後には、みんなでしっぽとりをして、子供たちも学生たちも思いっきり走って楽しそうに笑っていました。
    また、マイムマイムという踊りを行いました。隣の人と手をつないで、円を作り、円の中央に集まったり、外に広がったりする踊りで、これもみんな楽しそうに踊っていました。
    釜石市のみなさんの広報によって、雨の中でも子供たちが来てくれたのではないかなぁと思いますし、大成功で終えることができたと思います。
  • 振り返りの会
    振り返りの会では、3つのテーマ
    1,「このツアーで感じたこと考えたこと」
    2,「3.11 あの日失われたもの、生まれたもの」
    3,「復興のために自分が今できること」
    についてグループになって話し合いを行いました。
    みんなそれぞれ違う意見を持っていて、それをみんなに共有するのは大事なことだと感じたし、そこからまた新たに考えることができました。
  • 鉄の歴史館
    私は予定が入ってしまい、みなさんと一緒に行くことができませんでした。でも、7月5~7日におこなった下見で行ったので、そこで感じたことを書きたいと思います。鉄の歴史館では、釜石のことが学べる場所だと思いました。釜石がどうして鉄の町と呼ばれるようになったのか、鉄作りに使われた物の模型が展示してありました。また、4階の大きな窓から後ろ姿の釜石大観音が見えて、海の方を見ているので釜石の町を守っている感じがしました。


[今回のツアーをうけて]

私は前回から企画に携わって来ましたが、今回は初の試みが多くて、大変でした。
でも、大変だったからこそ、その成果がこのツアーにでたのではないかと思います。

今回もラジオ、新聞に取り上げられました。
SAVEの活動がどんどん大きくなっているのかなぁと思いました。様々な人に支えられて活動できていることが、嬉しくとても感謝しています。
この4日間でみんなすごく成長したと思いました。後輩やみんながいることで支えられ、ここまで頑張って来れたと思いました。

最後に、よいさっ!プロジェクトの企画メンバーの皆さん、ボランティア活動支援センターの皆さん、本当にありがとうございました!また、企画メンバーだけでなく、SAVEのみんな、教職員のみなさん、このツアーに参加してくれた聖学院大学・常盤高校の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
みなさんのおかげで、私自身も支えられたと思いますし、このツアーも大成功できたと思います。
長くなりましたが、これで報告を終わります。

※このレポートは、「聖学院大学復興支援ボランティアチーム[SAVE]Facebookページに掲載されたレポートを、大学公式サイトにて紹介しております(掲載許可を得ています)。SAVEのFacebookページでは、学生メンバーが活動について情報発信をしておりますので、ぜひご覧ください。

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