木下綾子・日本文化学科准教授が、埼玉県春日部市の市民講座で講師として活動 - テーマは「紫式部の宮仕えと漢詩文~中宮彰子と一条朝の文化~」
研究活動情報
2025/1/14更新
日本文化学科の木下綾子准教授(専攻:日本古典文学)が、2024年11月30日(土)に埼玉県春日部市の市民講座で講師を務めました。
講義タイトルは「紫式部の宮仕えと漢詩文~中宮彰子と一条朝の文化~」です。
【講座概要】
- 日時
2024年11月30日(土曜日) 14:00 – 15:30 - 会場
埼玉県春日部市 春日部市役所 - 講師
木下綾子(聖学院大学人文学部日本文化学科准教授) - 【内容】
春日部市民講座「紫式部の宮仕えと漢詩文~中宮彰子と一条朝の文化~」
『源氏物語』の作者である紫式部は、幼少期から漢詩文を本格的に学びながらも鬱屈した思いを抱えていたため、宮仕えに出た当初はその学才を隠していました。しかし、中宮彰子は時流行していた『白氏文集』のなかでも難しい、政治批判の詩を紫式部に頼んで進講させます。それは、学問を好きな一条天皇の心に少しでも適いたいという気持ちからでした。
本講座では、紫式部の漢詩文をめぐる思いと中宮彰子や一条天皇との関わりについて、資料を読みながら当時の文化状況のなかで考えます。
教員紹介

人文学部 日本文化学科
木下綾子 准教授
専門分野
平安文学、日本漢文学、日中比較文学
「研究者図鑑WEBサイト」で、木下先生が取り組んでいる研究についてのインタビューも掲載しています。
ぜひご覧ください。
当日の様子

参加者からは「紫式部の人間性も知ることができ、大河とはまた違った面白さを知り、紫式部日記を読んでみようと思いました。」「とても興味深くお話を聞きました。あっという間の一時間半でもっとお話しを聞きたいくらいでした。」など講座を受けて学びが深まったなどの声が寄せられました。
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