【学長メッセージ】聖学院大学1年生へー「来学来校の機会」の延期にあたって

聖学院大学1年生の皆さんへ

学長メッセージ

2020年7月6日
聖学院大学 学長 清水正之

 
 今年聖学院大学に入学した学生の皆さん、オンライン授業での受講にそれぞれ取り組んでいることと思います。

 さてこの度、今週7月6日(月)からの1年生を対象とするこの機会を残念ながら延期とすることとし、先週お伝えしました。7月に入り、埼玉県を含む首都圏での新型コロナウイルス感染者が急増したことが延期の理由です。教職員は、万全の準備をして皆さんをキャンパスにお迎えしようとしていましたが、とても無念を感じているとともに、お詫びを申し上げます。

 新型コロナウイルス感染は一旦減少に転じましたが、その後徐々に増え、20代から30代の世代の感染者が6~7割となり、ここに来て蔓延の初期とは異なる様相をみせています。1年生の来学来校は、万全の対策をとってもかなりの学生が一堂に会することとなる為、この状況に鑑み、やむなく延期を決めました。ご理解をいただきたく思います。

 すでに7月に入りました。例年ですと、キャンパスに慣れ、学生生活も板についた皆さんを新入生と呼ぶのもそぐわない時期となっていたはずです。しかし、今年度は入学式を中止して以来、親しくお目にかかる機会を得られぬまま、春学期も半ばを過ぎ、後半にさしかかっています。オンラインの授業とはいえ、それぞれの授業・ゼミ等を通して大学生らしい学びの在り方や聖学院大学の特徴の一端は、感じ取っていただけたでしょうか。

 皆さんの中には授業を受けつつアルバイト等に従事している方もおられることでしょう。どうかご自身の安全安心を心がけるとともに、ご家族・友人とも安全安心を分かち合ってくださるよう、お願いします。

 私たちは、皆さんのことを常に心に覚えております。状況の改善が見えたときは、改めて別の機会をつくり、親しくお目にかかる機会としたいと心から願っています。

 皆さんには、日々授業への参加、課題の提出等に多くの時間を費やしていることと思いますが、大学に入ったらしたかったこと、手がけたかったことを、制約された状況ではありますが、少しずつでも準備し取りかかるなどして、大学入学のモチベーションを維持していただきたいと思います。心の晴れない日々ですが、皆さんには、未来に向けこうありたい自分、こうなりたい自分のイメージに向け、希望をもってまなざしを高く維持して欲しいと心から願っています。

 学修上・生活上の気がかりなことや不安、思いをお持ちであれば、アドバイザーの教員、授業担当の教員、あるいは学内の各部署に遠慮なく連絡をとり、相談していただければと思います。教職員全員、皆さんのことを思い、どの様なことであれ、喜んで力を貸す用意をしています。

 最後になりましたが、大学のキャンパスで皆さんにお会いできる日を、心待ちにしています。

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