【学長メッセージ】春学期後半の授業等の基本方針について

聖学院大学学生・大学院生・保証人の皆様

学長メッセージ

2020年6月18日
聖学院大学 学長 清水正之

 梅雨の季節を迎えました。皆様におかれましては、ご健勝を心より祈っています。
 さて、本学では5月中旬にオンライン授業を始めて、ほぼひと月が経過しました。皆様の通信環境等も大かた整い、順調に授業や課題に取り組んでいることと推察しています。その中には、日本に入国がなおかなわない留学生、あるいは郷里に留まってオンライン受講している学生、院生もおられます。緊急事態宣言の終了とともに、各種教育機関においては、分散登校等の感染予防措置を講じての再開が始まり、また社会的活動も少しずつその範囲を広げています。同時に、新型コロナウイルスによる感染とその危険はなお続き、現況では、一時的な減衰期と見なせますが、第二波の到来も確実なこととして専門家からも指摘されています。私たちは自粛から自衛へというべき姿勢で臨みたいと思います。

 さきに6月1日付けで皆様に予告しましたように、6月17日、感染状況を考慮しつつ6月下旬から7月下旬にかけての授業や行事をどうするかを検討しました。このたび、春学期後半の授業等の基本方針を策定しましたので、本日お伝えします。6月29日から7月後半にかけてほぼ二種の来学来校の機会を作ります。(A)として、大学から切り離されている学生にむけ、学科単位、ゼミ単位での機会提供です。1年生から4年生までの学年それぞれに来学来校の機会を作ります。また(B)として、「実習」「実技」等対面的授業が必須となっている科目について最小限の回数のその機会を作るものです。詳細は今後、UNIPA上でお知らせします。

 (A)については、参加不参加は自主的な判断に委ねます。今現在、なお国外に留まらざるを得ない留学生、あるいは郷里に留まってオンラインでの授業を受けている学生の皆様におかれましては、参加されないとしても不利になることは全くないことをお伝えします。催しや集まりについては当日の実施内容の配信等を行い、内容の共有ができるよう対応します。(B)についても同様な対応をとりますが、担当の教員の指示をお待ちください。

 この機会は、大学の責任において万全の対策を取った上で開催します。学生の皆様には、体調チェックシートの記入、非接触型体温測定、マスク着用、手指の清拭、着席順の指定等、不自由をおかけする事になりますが、今後当分は避けることのできない自衛の策の一つとしてご理解をいただきたく思います。

 その他、図書館あるいはキャリア支援の窓口等、予約制等の措置をとりながら少しずつ利用可能となっており、これもUNIPA上で確認をお願いします。なお、大学院生におかれましては、すでにお伝えし、また指導教員からの伝達のとおりです。

 以上の措置は、オンライン授業の春学期中の継続という原則を守った上で、例外的(A)あるいは必須的措置(B)として実施するものです。今後の新型コロナウイルスによる感染状況の急速な悪化等があった場合は、中止もあり得ます。趣旨をご理解いただければ幸いです。
 

1. 春学期後半の授業等の基本方針について

春学期後半の授業も引き続き、オンライン授業を実施し、単位認定を行います。

  • (A)6月29日(月)からの4週間(7月20日(月)からの週まで)にかけて、週ごとに4週間(4年→1年→3年→2年の予定)にわたり、来学来校の機会を作ります。具体的な内容を、6月24日(水)頃にUNIPAに掲示します。
  • (B)対面授業を必要とする実習・演習・実技科目については、原則7月後半から8月にかけて、対面授業を実施します。7月上旬にUNIPAに詳細を掲示します。

6月19日(金)から、「聖学院大学 新型コロナウイルス感染症に伴う活動制限ガイドライン」におけるレベルを、現在のレベル3からレベル2に引き下げます。
レベル2においては、キャンパス立入時の注意事項を守ることを前提として、(A)の来学来校の機会、(B)の7月後半以降の一部対面授業、イベント(事前申込済)に参加する学生等のキャンパス立入を可とします。
また、上記対面授業やイベント以外での立入については、個別対応が必要な学生のみ、事務局対応部署への事前予約を行った者の立入を可とします。
 

2. 秋学期の授業等の実施・展開について

緊急事態宣言解除後、段階的に制限が緩和されていますが、引き続き、感染拡大のリスクが存在する状況であり、秋学期の授業についても、オンライン授業との併用が必要と考えています。感染予防の観点から授業実施方法の検討を行い、7月中に結果をお伝えします。
ご理解をいただきたくよろしくお願い申し上げます。

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