2015/6/3人間福祉学科 公開講演会「広がる高齢者の貧困と老後破産―いま知っておきたい知識とノウハウ―」【報告】

6/3開催 人間福祉学科講演会「広がる高齢者の貧困と老後破産―いま知っておきたい知識とノウハウ」の報告レポートです。

2015/6/3人間福祉学科 公開講演会「広がる高齢者の貧困と老後破産―いま知っておきたい知識とノウハウ―」【報告】

6月3日(水)、「広がる高齢者の貧困と老後破産―いま知っておきたい知識とノウハウ―」と題して、人間福祉学科公開講演会が開催されました。講師は藤田孝典先生(特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事、反貧困ネットワーク埼玉代表、聖学院大学客員准教授)。

講演では、高齢者の貧困と若年層の貧困問題のほか、自殺者の増加、老後破産の問題など貧困社会の現状理解から、その解決への糸口を探りました。

特に大きな問題となっている高齢者の貧困については、これまで実際に受けた相談事例や暮らしぶりへの理解、課題、そして解決策と老後への対策を紹介。

藤田先生は、困った時にはソーシャルワーカーや生活相談員に相談できるよう、自ら助けを求められる環境作りや、社会保障制度を知り活用することで、金銭面への負担を減らすことができることを示唆。
また、長くなった高齢期をより良く生きるために、地域活動への参加や、いざという時に頼れる人間関係の構築など「関係性の貧困」に陥らないことが重要だと話されました。



 

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