ボランティアグループ、初の企業連携が実現!

報告レポート

上尾市商工課を通じて連携の打診

昨年度のあげお産業祭(主催:あげお工業フェア2018実行委員会/あげおアグリフェスタ実行委員会/あげお祭り実行委員会)で、ボランティアグループHeart&Smileの隣に出展していた、地元企業・梅田スクリーン印刷(株)さんより、「昨年度の産業祭では、初めて自分たちのブースを出展することになり、アッピーの顔はめパネルと巨大塗り絵を実施したところ盛況で、来場してくれる方々に対応しきれず、大変だった。それを見た学生が快く手伝ってくれて大変感動した。今年度は是非学生さんのアイデアを取り入れて一緒に盛り上げられるブースを作ってみたい。」という連携の打診をいただきました。

子ども・地域・学生のつながりづくりをめざして

ボランティアグループHeart&Smileは、主に上尾市で、子ども・地域・学生のつながりづくりを目的に、イベントの企画・運営に取り組んでいます。2017年度は「第44回あげお産業祭」(主催:上尾市)、「子ども☆夢☆未来フェスティバル2018」(主催:NPO法人彩の子ネットワーク/こども☆夢☆未来フェスティバル2018実行委員会)、特別養護老人ホーム パストーン浅間台で行われた「健康フェスタ」にブースを出し、遊びを通して多くの人が笑顔で交流できる機会を提供しています。

印刷技術で学生のアイデアをかたちに

梅田スクリーン印刷(株)さんは、様々な素材への印刷や、大判印刷を得意とされています。この技術と学生のアイデアを結集した結果、①上尾の魅力を発見する巨大すごろく、②ストラックアウト、③上尾のゆるキャラ“アッピー”と本学アドミッション課公認ゆるキャラ“宮原聖子”コラボのパズル、④市の木「かしの木」プロジェクト(葉っぱに色を塗ったりメッセージを書いて幹に貼るというもの)、をつくることになりました。あそびを通じて人と人が交じり合う。上尾市の魅力を再発見して、好きになる。そんなきっかけが生まれるような素敵な企画が誕生しました。すごろくやストラックアウトについては、学生が実際に模造紙で作成したものそのままをデザインにおとしていただきました。

 また、すごろくのコマを作成する段階で、「イラストがすでに書いてあって色塗りできるものと、自由に自分のコマをかける白紙を用意したい。」ととことんこだわる学生の姿にも丁寧に関わってくださりました。

梅田スクリーン印刷(株)さん見学の様子
梅田スクリーン印刷(株)さん見学の様子
巨大すごろくの学生案について確認する様子
巨大すごろくの学生案について確認する様子
打合せの様子
打合せの様子

これまでの流れ

7/20 上尾市商工課を通じて初の顔合わせ。連携することが決定
9/4 Heart&Smileのメンバーがアイデア出しの参考に梅田スクリーン印刷(株) さんを見学。
9/13 Heart&Smileよりアイデアを伝える
①上尾の魅力を発見する巨大すごろく、②ストラックアウト、
③アッピーと宮原聖子コラボのパズル、④市の木「かしの木」プロジェクトのイメージが固まる
10/16

梅田スクリーン印刷(株)さんが作成したパズルの印刷イメージを確認。Heart&Smileより巨大すごろく、ストラックアウトのデザイン案を提示。設置場所についても確認。

10/30 梅田スクリーン印刷(株)さんで作成した巨大すごろく、ストラックアウトの印刷イメージを確認。
11/6 完成データーを確認。
11/9 前日準備
11/10・11 第45回あげお産業祭本番


迎えた第45回あげお産業祭は大盛況のうちに終了

 11月10日(土)、11日(日)に上尾市民体育館・ゆりヶ丘公園で行われた第45回あげお産業祭。市民体育館に設置された梅田スクリーン印刷(株)さんとHeart&Smileのブースにはひっきりなしに子どもやその家族、大人の方々が遊びに来ていました。

 かしの木は2日目の午前中にはいっぱいになり、たくさん生い茂った葉っぱには、かわいいイラストや、大切な人へのメッセージ、上尾の好きなところ、が書かれ、色とりどりな木が完成しました。巨大すごろくでは、コマ上で上尾の行事に参加し、時に出現する楽し気なミッションに応えながら子どもたちとその家族、学生でワイワイと遊ぶ姿が見られました。

 Heart&Smile代表の楢原郁奈さん(児童学科3年)は

 「初めての企業との連携であり、あげお産業祭でこんなに大規模なブースを出すのも初めてだったため、不安も多くありましたが、梅田スクリーン印刷様は打ち合わせの段階から、私たち学生の無理な要望にも丁寧に答えていただき、学生のイメージするものを形にしてくださいました。

 イベント当日は本当に多くの方に足を運んでいただき、たくさんの笑顔を見ることが出来ました。多くの方に足を運んで頂いたため、来場者一人一人と関わる時間はそんなに長くはなかったのですが、学生と来場者の関わりを通して来場者同士で交流を深めたり、多くの子どもから塗り絵や折り紙をプレゼントして頂いたり、地域の方々ととてもあたたかい関わりができました。そして、他の出店企業のブースにも回り、お互いのブースについて話したり、『一緒に頑張りましょうね!』と声をかけ合うことで、交流を深めることが出来ました。初めての試みということで、運営の仕方やスペースの確保など、あまりうまくいかなかった点もありましたが、私たち学生にとっても今回の連携はとても貴重な経験になりました。そして、今後も何らかの形で、連携して活動をしたいと思っています。」

と活動を振り返りました。

 梅田スクリーン印刷(株)さん、上尾市商工課のみなさま、この度は貴重な活動の機会をいただきましてありがとうございました。

※学校法人聖学院はグローバル・コンパクトに署名・加入、SDGsを目指した活動を行っています。

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