学生が埼玉県伊奈町立伊奈中学校PTA家庭教育学級主催講演会で、精神障がい者への理解を広める発表を行いました

人間福祉学科相川ゼミの学生が中心となって福祉教育活動を行っているグループ「こころの輪(通称『ここ輪』)」の活動を報告レポートでご紹介します。

報告レポート

2018年6月12日(火)、人間福祉学科相川ゼミの学生が中心となって福祉教育活動を行っているグループ「こころの輪(通称『ここ輪』)」が、埼玉県伊奈町立伊奈中学校のPTA家庭教育学級主催の講演会「発達障害と共に生きる~心を伝える~」において、精神障がい者への理解を広める発表と当事者の方々のリカバリーストーリーの紹介を行いました。

ここ輪は埼玉県内の関係機関と連携を取りながら、「みんなで学ぼうメンタルヘルス!共に学ぼうリカバリーストーリー(回復への旅路の物語)!」を合言葉に、精神障がいに対する正確な知識や情報の幅広い共有を目指して活動している研究会です。

発表では最初にアンケートを取り、参加されている方々が、精神障がい者についてどのようなイメージを持っているかを参加者自身がチェックをすることから始まりました。そして講演の前半では、そのアンケートを踏まえながら、精神疾患について、誰もがなる可能性がある身近な疾患であることを、ミニクイズや小芝居等取り入れながら紹介がありました。学生の説明を聞くと、精神疾患は他人事ではない、ということがわかります。
身近な疾病であることを理解したところで、さらに詳しく学んでいきます。私たちが誤解しやすい、精神障がい者の症状についても丁寧に説明がありました。

そして、後半は、ここ輪が大切にしている「当事者と一緒に学ぶ」機会として、当事者の方々による体験談(リカバリーストーリー)の語りがありました。学生による前半の説明に、当事者の方々のありのままの語りが重なることによって、精神疾患への疑問がひとつひとつクリアになり、理解も一気に進みます。

参加された保護者の方々は終始真剣に学生の話、当事者の声に耳を寄せていらっしゃり、講演後の質疑応答や参加者間での感想のシェアでも様々なお話が出ていました。

ここ輪は、中学校での講演を目標に昨年から関連機関の視察等で自主的に学びを重ね、準備をしてきました。精神保健福祉を学ぶ学生による「精神疾患への理解を広げる」という今回のような発信はとても意味のあるものと感じています。今後の活動展開も楽しみです!

※学校法人聖学院はグローバル・コンパクトに署名・加入、SDGsを目指した活動を行っています。

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